抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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兵庫県立コウノトリの郷公園のソシオ研究部は,コウノトリの野生復帰の進展に応じて学びの場が必要になるという側面に着目し,学びの場の創出をめぐる郷公園の可能性についての調査研究に取り組みはじめた.今回はその一環として,特別公開日の来園者に対して園内行動とコウノトリの野生復帰に関する意識についての調査票調査を行ない,郷公園が提供している学びの場の現状について検討することを試みた.その調査から,来園者が1)野生復帰に携わる人と現場で直接対話,2)園内随所の散策というかたちで,園内にできるかぎり長く滞在することによって,園内の様々な場所が学びの場として効果的に機能しやすいことが推察される.そして本研究の関心である,郷公園がコウノトリと共生する地域づくりに取り組んでいる人々を視野に収めて創出しうる学びの場についても,1)と2)の要素を内包した園内滞在のあり方という観点から考えることができる.(著者抄録)