文献

J-GLOBAL ID：201902281964814144   整理番号：19A0450451

ヨーロッパスズキDicentrarchus labraxにおけるイオン取り込み経路【JST・京大機械翻訳】

Ion uptake pathways in European sea bass Dicentrarchus labrax

著者 (3件)： Blondeau-Bidet Eva (MARBEC, Universite Montpellier, UM-CNRS-IRD-IFREMER, cc 092, Place E. Bataillon, 34095 Montpellier, Cedex 05, France) ,  Hiroi Junya (Department of Anatomy, St. Marianna University School of Medicine, 2-16-1 Sugao, Miyamae-ku, Kawasaki 216-8511, Japan) ,  Lorin-Nebel Catherine (MARBEC, Universite Montpellier, UM-CNRS-IRD-IFREMER, cc 092, Place E. Bataillon, 34095 Montpellier, Cedex 05, France)
資料名： Gene  (Gene)
巻： 692  ページ： 126-137  発行年： 2019年 
JST資料番号： E0701B  ISSN： 0378-1119  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： イオン取り込み機構は魚種において多様であり,多くのパラロガス遺伝子の存在をもたらす重複事象に確実に関連している。魚類において,Na+取込は異なるイオン細胞サブタイプで発現するいくつかのイオン輸送体を含む。ヨーロッパスズキのDicentrarchuslabraxにおいて,Na+取り込みに関与する可能性のあるいくつかの重要な輸送体を海水(SW)で調べ,2週間淡水(FW)順応に従った。ゲル電気泳動を用いて,Na+/H+-交換体3(NHE3,SLC9A3)が両方の塩分で鰓と腎臓で発現することを示した。定量的リアルタイムPCR分析は,SWと比較して淡水(FW)において有意に高いNHE3発現を示した。淡水順化魚におけるえらイオン細胞のサブセットにおけるその先端局在化は,Na+取り込みにおけるNHE3の役割を支持する。興味深いことに,NHE3免疫陽性細胞は,基底外側Na+/K+/2Cl-共輸送体1(NKCC1)も発現し,主に鰓ラメラに局在する。3つのNHE2(SLC9A2)パラログの中で,nhe2cのみがFWよりSWにおいて高いmRNAレベルを持つ異なる分岐発現レベルを示した。FWにおけるアンモニア輸送体Rhcg1(Rhesus蛋白質),NHE3および細胞質炭酸アンヒドラーゼ(cac)の増加した分岐発現は,Na+/NH4+交換複合体を形成するためのイオン輸送体間の機能的結合の存在を示すことができた。酸センシングイオンチャンネル4(asc4)は,スズキ鰓において発現されないように思われる。Na+/Cl-共輸送体(ncc2aまたはncc様)は,SWと比較してFWで約3倍多く発現し,えらイオン細胞のサブセットにおけるNa+とCl-取り込みの結合を示唆した。主なポンプNa+/K+-ATPアーゼの他に,鰓のNCC2aとNHE3は,長期間の淡水の挑戦に続くスズキのイオン取り込みにおいて重要な役割を果たしている可能性がある。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 海水 ,  順応 ,  mRNA ,  塩分 ,  炭酸アンヒドラーゼ ,  イオン輸送 ,  ゲル電気泳動 ,  アンモニア ,  淡水 ,  タンパク質 ,  *イオン ,  部分集合 ,  複合体
準シソーラス用語： 輸送体 ,  *Dicentrarchus labrax , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 硬骨魚類 ,  浸透圧調節 ,  イオン輸送体 ,  Na+取り込み ,  NHE3 ,  NCC2

分類 (2件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  細胞構成体一般  (EF03010Z)

タイトルに関連する用語 (4件)： ヨーロッパスズキ ,  イオン ,  取り込み ,  経路