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J-GLOBAL ID:201902282092231763   整理番号:19A2686190

開放系大気CO2の増加条件でガス交換とクロロフィル蛍光測定とを組合せて定量化したイネの高収量品種であるタカナリでの高い葉肉コンダクタンス

High mesophyll conductance in the high-yielding rice cultivar Takanari quantified with the combined gas exchange and chlorophyll fluorescence measurements under free-air CO2 enrichment
著者 (15件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: 395-406 (WEB ONLY)  発行年: 2019年 
JST資料番号: U0809A  ISSN: 1349-1008  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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作物生産を増加させるための効果的な方法は,光合成速度を上げることである。本研究では,つくばの開放系大気CO2増加(FACE)施設において,出穂前(出穂期)と出穂後(登熟期)におけるイネの最上部の葉が高い光合成能に寄与する生理学的な性質を確認するために,高収量な品種であるタカナリのガス交換とクロロフィル蛍光測定を行った。現在の高い大気中のCO2濃度である[CO2]では,普通に栽培されている品種のコシヒカリより高いタカナリの光合成速度は,主として出穂期におけるCO2の大きな気孔コンダクタンス(gsc)と登熟期の大きな葉肉コンダクタンス(gm)に起因することが分かった。タカナリは登熟期にはコシヒカリと比べて葉の窒素含有量(N1)は高くてgmおよび最大カルボキシ化速度(Vc,max)が大きくなったが,N1だけは品種間でのgmの変動を説明できなかった。Vc,maxとN1の間には明確な相関があった。gmを考慮してVc,maxを計算すると,gmが無限と仮定した時に観察されるN1との関係におけるVc,max25のアーチファクトを除去できた。本研究結果は,タカナリにおける葉の光合成を制御する生態生理学的な過程を正確に理解するためには,Vc,maxとgmの役割を分離することの必要性を強調した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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光合成  ,  植物に対する影響  ,  稲作 

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