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J-GLOBAL ID：201902282213850720   整理番号：19A0845568

広島県三次市下本谷遺跡最高所地点の発掘調査-後期旧石器時代前半期台形様石器群の検討-

Excavation of the Shimohondani sites in the Chugoku Mountains, Hiroshima Prefecture, Japan: a study of the trapezoid tool industry in the early Upper Paleolithic

著者 (5件)： 及川穣 (島根大 学術研究院 人文社会科学系) ,  下岡順直 (立正大 地域環境科学) ,  灘友佳 (島根大 学術研究院 人文社会科学系) ,  杉山歩夢 (愛知学院大 文) ,  藤川翔 (三次市教委)
資料名： 資源環境と人類  (Proceedings of the Meiji University Center for Obsidian and Lithic Studies)
号： 9  ページ： 15-32  発行年： 2019年03月31日 
JST資料番号： F1187A  ISSN： 2188-3483  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報告では,広島県三次市に所在する下本谷遺跡最高所地点の発掘調査成果を報告する.同遺跡配水池地点の鋸歯縁加工石器群とともに周辺遺跡の石器群と比較検討していくため,石器集中部の完掘と石器群組成を明らかにすることの2つを調査の目的とした.成果として,最高所地点において,台形様石器群の石器集中部を4箇所認識した.集中部ごとに石材構成が異なる状況を捉えたことから,地点石器群の有意な形成単位として位置づけた.また,遺物包含層の下位から三瓶池田テフラ(SI)を検出し,既存の所見とともに年代的な位置づけの手がかりを得ることができた.すなわち,姶良Tnテフラ(AT)とSIに挟まれた層準に石器群が包含されていると考えられた.最後に.台形様石器の形態分類からは周辺遺跡との関係を考察するための型式論的な検討の道筋を得ることができた。(著者抄録)

シソーラス用語： 広島県 ,  *遺跡 ,  掘削 ,  火山砕屑物 ,  産出層準 ,  地質学 ,  層位学 ,  配水池 ,  角閃石 ,  火山ガラス ,  モルフォロジー ,  形態 ,  *石器 ,  *現地調査 ,  時期 ,  三次市 ,  *発掘調査 ,  形態学的分類
準シソーラス用語： 旧石器時代 ,  形態分類

分類 (1件)： 各種建築物一般  (RB05010O)

タイトルに関連する用語 (5件)： 広島 ,  発掘調査 ,  旧石器時代 ,  台形 ,  石器