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J-GLOBAL ID:201902282334139119   整理番号:19A0542336

高張力鋼板のスポット溶接継手の破壊挙動に関する板厚の影響及び破壊靱性の支配因子

Effect of sheet thickness on facture behavior of resistance spot welding joints in high strength steel sheets and dominant factors for fracture toughness
著者 (5件):
資料名:
巻: 36  号:ページ: 253-263(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: U0047A  ISSN: 0288-4771  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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種々のナゲット直径を有するスポット溶接継手の十字引張試験を,1.0mm,1.6mmおよび2.0mm厚さの980MPa0.13%C高強度鋼板を用いて実施した。5mmのナゲット径において,1.0mmの十字引張スポット溶接継手で完全プラグ破壊が観察されたが,一方,1.6mmの十字引張スポット溶接継手では部分プラグ破壊が認められ,2.0mmの十字引張スポット溶接継手では界面破壊が示唆された。これらの試験結果は,スポット溶接継手における強度の劣化を防ぐためには,厚さ効果を考慮する必要があることを意味している。2.0mmの十字引張スポット溶接継手の界面破壊の場合,コロナ結合の分離による円周方向亀裂発生が発生した。破壊直前までは伝搬しない亀裂開口過程(プラトー亀裂長さ)が認められ,その後,CTS周辺の脆性様式では亀裂が直ちにナゲットに伝搬した。2.0mm厚さの十字引張スポット溶接継手において,ナゲット直径3√t,3.5√t,4√tおよび5√tのCTSにおける破壊靭性(モードI応力拡大係数および亀裂先端開口変位)は,980MPa0.13%C1.6mm厚さの十字引張スポット溶接継手における3√tのナゲット直径の以前の研究とほとんど同じであった。界面破壊の平均破壊ファセットサイズとナゲットの平均パケットサイズ(完全マルテンサイト)は,ほとんど同じ有意差であった。これらの実験結果は,同じC含有量のナゲットは同じ硬さを示し,脆性化学元素(PとS)が極端に変化しない限り,同じC含有量のナゲットが同じ硬度を示し,同じパケットサイズを示すので,破壊靭性はほぼ同じであることを意味した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
溶接設計,溶接構造物  ,  組織的硬化現象  ,  機械的性質 
引用文献 (13件):

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