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J-GLOBAL ID:201902282829493264   整理番号:19A1303908

日本におけるナシさび病の病原菌,Gymnosporangium asiaticumにおけるDMI殺菌剤耐性に関する最初の報告

First report on DMI fungicide resistance in Gymnosporangium asiaticum, the causal agent of Japanese pear rust, in Japan
著者 (5件):
資料名:
巻: 85  号:ページ: 49-56  発行年: 2019年01月 
JST資料番号: L3961A  ISSN: 1345-2630  CODEN: NSBGAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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ナシさび病は,Gymnosporangium asiaticumにより引き起こされ,日本のナシ栽培に影響を及ぼす最も重大な真菌性植物病害の1つである。ステロール脱メチル化阻害(DMI)殺菌剤はこの病害を効果的に制御するが,2008年以来日本のいくつかの地域で大流行が頻発している。そこで著者らは,福岡県の真菌類個体群のin vivoにおけるDMI殺菌剤感受性を評価した。病害ナシの葉のさび胞子を福岡県の4つの果樹園から,そして茨城県の1つの対照果樹園で2013年に採集した。Juniperus chinensis試験植物にジフェノコナゾールとフェナリモルを推奨濃度で散布し,植物にさび胞子を接種した。ジフェノコナゾールとフェナリモルは茨城県のさび病菌の個体数を効果的に制御した。対照的に,フェナリモルとジフェノコナゾールは,福岡県の真菌類個体群に対して無効であることが分かった。続いて,テリアを2013年と2014年に,福岡県の5つの地域と茨城県の1つの対照地域において,病害セイヨウネズの小枝から採集した。同様に,ニホンナシ「幸水」の試験植物をジフェノコナゾールまたはフェナリモルで処理し,それらのテリアから得た担子胞子を接種した。ジフェノコナゾールとフェナリモルはいずれも福岡県の個体群に対してほとんど無効であった。加えて,2014年と2015年の実験的果樹園で行われた圃場試験から,ジフェノコナゾールとフェナリモルがこの病害の防除に効果がないことが示された。これらの結果は,福岡県におけるDMI殺菌剤耐性のナシさび病の発生を示している。Copyright 2018 The Phytopathological Society of Japan and Springer Japan KK, part of Springer Nature Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
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化学的防除  ,  菌類による植物病害  ,  果樹  ,  微生物に対する農薬 

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