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J-GLOBAL ID：201902282985884332   整理番号：19A0484716

都城盆地の16年間における地下水の硝酸態窒素濃度の動向と現状

Trends and Present Conditions of Nitrate-Nitrogen Concentration of Groundwater in the Miyakonojo Basin for the Past 16 Years

著者 (5件)： 豊満幸雄 (宮崎大学農学部植物生産環境科学科) ,  柳澤静蘭 (宮崎大学農学部植物生産環境科学科) ,  藤原稔 (都城市環境森林部環境政策課) ,  軸園裕介 (都城市環境森林部環境政策課) ,  木下統 (宮崎大学農学部植物生産環境科学科)
資料名： 農業農村工学会論文集  (Transactions of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering)
巻： 86  号： 2  ページ： II_69-II_75(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： S0345A  ISSN： 1882-2789  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2001年から2016年までの16年間の都城盆地における地下水の硝酸態窒素濃度およびその変動パターン(上昇,下降,横ばい)の度数分布の経年変化,硝酸態窒素濃度が10mg・L^-1を超過したことのある測点の動向についてまとめた.地下水の硝酸態窒素濃度は,高濃度の相対度数が減少し,また変動パターンは横ばいが減少し,下降が増加した.これらのことから,都城盆地における地下水の硝酸態窒素濃度は16年間で低下したと思われる.しかし,近年5年間は多くの測点が横ばい状態であると判断された.また,地下水の硝酸態窒素濃度が10mg・L^-1を超過したことのある測点の64.0%が,2016年までに10mg・L^-1以下に改善していた.一方,16年の期間中ほとんど10mg・L^-1超であった測点が解析対象測点の2.2%,10mg・L^-1超・以下を繰り返していた測点が2.8%存在していたことが分かった.(著者抄録)

シソーラス用語： 宮崎県 ,  *盆地 ,  *地下水 ,  *硝酸態窒素 ,  *水質 ,  井戸 ,  分布 ,  都城市
準シソーラス用語： 都城 ,  度数分布

著者キーワード (10件)： 盆地 ,  地下水 ,  水質 ,  硝酸態窒素 ,  井戸 ,  Basin ,  Ground water ,  Water quality ,  Nitrate-nitrogen ,  Well

分類 (2件)： 水質汚濁一般  (SB02010U) ,  水資源  (RC11020F)

引用文献 (19件)：

• 長谷川 功, 大場和彦(1995):南九州畑作地域における浅層地下水窒素濃度の実態調査, 九州農試総研チーム研究成果シリーズ, 2, 13-23.
• 岩切 淳, 冨山幸子, 児玉正二郎, 富永宏文, 平崎勝之, 迫田勝藏, 篠原 博, 柚木崎千鶴子(1987):都城保健所管内における飲料水中硝酸性および亜硝酸性窒素についての一考察, 公衆衛生業務発表会(宮崎県), 1-5.
• 環境省(2016)(参照2018.7.23):別表1 人の健康の保護に関する環境基準, (オンライン), 入手先<http://www.env.go.jp/kijun/wt1.html>
• 環境省環境管理局水環境部(2004):硝酸性窒素による地下水汚染対策事例集, 環境省環境管理局水環境部, p.142.
• 環境省水・大気環境局(2016):平成27年度地下水質測定結果, 環境省水・大気環境局, p.43, p.68.

タイトルに関連する用語 (4件)： 地下水 ,  硝酸態窒素 ,  動向 ,  現状