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J-GLOBAL ID：201902283790657491   整理番号：19A1030197

全固体電池 実用化に向けた取り組み 高レート特性を実現するバインダフリー・シート型硫化物系全固体電池

著者 (2件)： 山本真理 (Osaka Res. Inst. Industrial Sci. and Technol.) ,  高橋雅也 (Osaka Res. Inst. Industrial Sci. and Technol.)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 54  号： 5  ページ： 337-341  発行年： 2019年05月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・本稿では,全固体電池材料の性能を最大限引き出すことが期待できるバインダフリー化プロセスを紹介。
・バインダとして比較的低温で熱分解する揮発性ポリプロピレンカーボネート(PPC)と,スラリー溶媒としてアニソールの組合せを選定し,開発したバインダフリー/シート型硫化物系固体電解質Li₂S-P₂S₅ガラス製造プロセスを説明。
・電池性能におけるバインダフリーの効果を確認するための,ハーフセルおよびフルセルからのPPC除去後の初回充放電曲線やレートサイクル特性評価を実施。
・評価結果より,本バインダフリープロセスが硫化物系固体電解質の性能や活物質/固体電解質/負極積層体の形態を維持したままバインダを除去できることが判明。

シソーラス用語： 粘結剤 ,  *除去 ,  薄板 ,  *硫化物 ,  *固体電解質 ,  生産工程 ,  脂肪族ポリカーボネート ,  揮発性 ,  スラリー ,  溶媒 ,  充放電サイクル ,  電池容量 ,  電気特性 ,  フェノールエーテル
準シソーラス用語： ポリプロピレンカーボネート ,  高レート特性 ,  充放電曲線 ,  全固体電池 ,  *脱バインダ

分類 (2件)： 二次電池  (YB04030K) ,  ガラスの製造  (YC02020O)

物質索引 (1件)： アニソール

引用文献 (17件)：

• A. Sakuda, A. Hayashi and M. Tatsumisago, Sci. Rep., 3, 2261 (2013).
• R. Kanno and M. Murayama, J. Electrochem. Soc., 148, A742-746 (2001).
• Y. Kato, S. Hori, T. Saito, K. Suzuki, M. Hirayama, A. Mitsui, M. Yonemura, H. Iba and R. Kanno, Nature Energy, 1, 16030 (2016).
• M. Yamamoto, Y. Terauchi, A. Sakuda and M. Takahashi, Sci. Rep., 8,1212 (2018).
• A. Hayashi, S. Hama, T. Minami and M. Tatsumisago, Electrochem. Commun., 5, 111-114 (2003).

タイトルに関連する用語 (5件)： 全固体電池 ,  実用化 ,  レート ,  バインダ ,  硫化物