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J-GLOBAL ID：201902283858328324   整理番号：19A2203315

森林組合による都市部への薪販売の現状と意義-葛巻町森林組合を事例として-

The Current Situation and Significance of Firewood Sales to Urban Areas by Forest Owners’ Cooperatives A case study of the Kuzumaki-cho Forest Owners’ Cooperative

著者 (3件)： 村上唯 (岩手大 農) ,  山本信次 (岩手大 農 寒冷フィールドサイエンス教育研究セ) ,  高田乃倫予 (岩手大 農 寒冷フィールドサイエンス教育研究セ)
資料名： 岩手大学農学部演習林報告  (Bulletin of the Iwate University Forests)
号： 50  ページ： 1-16  発行年： 2019年06月01日 
JST資料番号： Y0165A  ISSN： 0286-4339  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2011年の福嶋第一原発事故以降,日本では再生可能エネルギー事業が農山村地域で増加している。しかし,それらの事業の中には農山村地域外に利益や雇用が流出する構図ができているものもあり,再生可能エネルギー利用の在り方見直されるべきである。そのような中で薪の熱利用が注目されている。薪は,かつてから日本の農山村において熱利用されていたものであり,個人でも簡単に生産できる。薪を利用することによるCO₂削減効果も明らかとされている。したがって,薪利用は拡大されていくべきであると言える。また,薪の先行研究を見てみると,多くが薪の利用に着目しており,薪の生産に着目しているものが少ない。以上の事から本研究では葛巻町森林組合の取り組みである都市部への薪販売に着目した。その結果,葛巻町森林組合の取り組みは,町に利益や雇用を創出し,持続可能な取り組みである事が分かった。また,薪が都市と農山村をつなぐ役割を果たしていることから,都市と農山村の分断化を防ぐことができる可能性があるという結論に至った。(著者抄録)

シソーラス用語： *固体燃料 ,  再生エネルギー ,  集落 ,  利用 ,  減少 ,  資源再生 ,  創造性 ,  造林 ,  協同組合 ,  原子炉事故 ,  福島県 ,  *地域活性化
準シソーラス用語： CO2削減 ,  雇用創出 ,  再生可能エネルギー ,  持続可能な利用 ,  森林組合 ,  *薪 ,  熱利用 ,  農山村 ,  福島第一原発事故

分類 (2件)： 農業経済,農業経営  (FB01020L) ,  樹皮,その他の林産物  (FF05050G)

タイトルに関連する用語 (5件)： 森林組合 ,  都市部 ,  薪 ,  販売 ,  現状