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J-GLOBAL ID：201902284166634730   整理番号：19A0710135

夏季における知的生産性向上のための統合温熱制御の提案と評価

Proposal and Evaluation of Integrated Thermal Control to Improve Intellectual Productivity in Summer Season

著者 (6件)： 上田樹美 (京大 大学院エネルギー科学研究科) ,  杉田耕介 (京大 大学院エネルギー科学研究科) ,  下田宏 (京大 大学院エネルギー科学研究科) ,  石井裕剛 (京大 大学院エネルギー科学研究科) ,  大林史明 (パナソニック) ,  谷口和宏 (パナソニックエコシステムズ)
資料名： ヒューマンインタフェース学会研究報告集(CD-ROM)  (Correspondences on Human Interface (CD-ROM))
巻： 20  ページ： ROMBUNNO.Vol.20No.9,55-60  発行年： 2018年 
JST資料番号： L3606B  ISSN： 2185-9329  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 執務者は,オフィスにおいて常に作業を続けているわけではない。執務者は,自分の机を離れて必要に応じてしばしば,いくばくかの休憩を取る。しかしながら,執務空間だけでなく休憩空間も含む方法を検討した研究はない。そこで,本研究では,執務者が2部屋を行き来するときに感じる温熱ギャップを利用して,執務者の知的生産性を向上させるために,執務空間と休憩空間の温度差を導入する統合温熱制御という手法を提案した。この研究では,人間の温熱感覚の季節的な違いに関する従来の知識に基づいて,夏季に限って適用するための統合温熱制御を提案した。評価実験の結果,CTR(Concentration Time Ratio:集中時間比率)は,提案された状況では中立状況(p<0.05)よりも2.3%だけわずかに有意に高いことが明らかになった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 事務 ,  *生産性向上 ,  *温熱環境 ,  作業空間 ,  休憩 ,  *体性感覚 ,  夏 ,  温度制御 ,  作業環境 ,  作業時間 ,  アンケート
準シソーラス用語： オフィス作業 ,  ワークプレイス ,  温度差 ,  *温熱感覚 ,  集中力 ,  体感温度 ,  *知的生産性 ,  被験者実験 ,  評価実験

分類 (3件)： 建築環境一般  (RB02010T) ,  生産工学一般  (KB01000U) ,  人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (25件)：

• P. Wargocki, D. P. Wyon and P. O. Fanger: PRODUCTIVITY IS AFFECTED BY THE AIR QUALITY IN OFFICES;Proceedings of Healthy Buildings, Vol.1, pp. 635-640(2000).
• R. Kosonen, F. Tan: The effect of perceived indoor air quality on productivity loss;Energy and Buildings, Vol.36, No. 10,pp. 981-986(2004).
• O. Seppanen, W. J. Fisk, Q. H. Lei: Room temperature and productivity in office work;Lawrence Berkeley National Laboratory, (2006).
• R. Kosonen, F. Tan: Assessment of productivity loss in air-conditioned buildings using PMV index;Energy and Buildings, Vol.36,No.10, pp.987-993(2004).
• T. Shinichi, N. Naoe, H. Masaoki: Indoor Temperature, Productivity, and Fatigue in Office Tasks;HVAC&R Research; Atlanta, Vol.13,No.4,pp.623-633(2007).

タイトルに関連する用語 (6件)： 夏季 ,  知的生産性 ,  統合 ,  温熱 ,  提案 ,  評価