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J-GLOBAL ID:201902284510676275   整理番号:19A2332527

冬季の有明湾内西海域における濁水中の珪藻類の生長環境

Growth environment of diatoms in turbid water in the inner western part of Ariake Bay during winter
著者 (4件):
資料名:
巻: 75  号:ページ: 463-473  発行年: 2019年10月 
JST資料番号: G0159B  ISSN: 0916-8370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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有明湾内西部の沿岸域における珪藻生長に影響を及ぼす環境因子としての栄養分と光条件を評価するために,鹿島川と塩田川河口系において観測を行った。高潮汐の間,栄養塩濃度は,河川排出のために河口の上部と中間域の間で増加した。これらの海域において,Skeletonema属とAsteroplanus karianusの細胞密度は高く,それぞれ1mL当たり22,350細胞と6850細胞に達し,一方,水深(z)に対する真光深度(zeu)比は低かった(0.1~0.3)。高塩分(>28)が観察される,より下流の河口では,zeu/z比は濁度の減少により高かった(0.5~0.9)が,栄養素は減少した。これらの結果は,高潮汐における珪藻の生長環境が河口の上流と中流域における低いzeu/z比と,河口下流域における低栄養条件によって特徴づけられることを示した。潮汐サイクルによる生長環境における水塊の移動と変動性を調べるために実施した河口下流域における時系列観測は,干潮時の塩分減少と栄養塩濃度と珪藻細胞密度の増加を示し,干潮に伴い水塊が上中流域から河口下流域に移動することを示した。さらに,水深の減少は高zeu/z比をもたらした。これらの結果は,低潮汐時では栄養塩と光条件が河口下流域で改善されたことを意味し,これらのより良い条件が本海域を珪藻の生長に適させた。Copyright 2019 The Oceanographic Society of Japan and Springer Nature Singapore Pte Ltd. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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植物生態学  ,  海藻類 

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