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J-GLOBAL ID:201902284547077022   整理番号:19A1173739

予兆監視システム(SIAT)とIBM Watson Explorerの連携によるプラント監視技術の高度化

著者 (1件):
資料名:
巻: 24  号:ページ: 5-15  発行年: 2019年06月01日 
JST資料番号: L3524A  ISSN: 1342-9825  CODEN: KGEIAS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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・島根2号機の原子力発電所のプラントデータを活用して,プラント監視し,設備の異常を早い段階で検知するシステム,ネットワーク障害対応用エンジン(SIAT)を,NECと共同で開発し,2014年に島根2号機にSIATを導入し,2015年に島根3号機に投入。
・プラント主系統の任意20系統を同時に監視可能で,センサデータがいつもと異なる動きをした場合,その相関の崩れ状態により,緑(正常),黄(注意),赤(異常)に表示が変化し,運転員に注意喚起。
・SIATは多数のプラントセンサの相関に注目し,通常相関のないセンサ間に相関が生じた状態を異常と判断するプラント監視システム。
・原子力プラントのセンサー間の関係性をモデル化し,現在の観測値とモデルからの予測式からの予測値を比較して,その差が一定の値を超えると,異常と判断。
・2016年10月13日に発生した主蒸気圧力検出器からの微少な蒸気漏洩事象では,SIATを使用すれば,運転員よりも7時間早く,検知器の異常を検知できたことを確認。
・さらにSIATの機能を高度化するため,熟練技術者の経験や知識をシステムに取り込み,原因究明と対策決定までの時間短縮を目指し,「原因究明アシスト機能」を開発。
・この機能は,原子力プラントで発生したトラブルおよびトラブル未満の事象によりトラブル等データベース(DB)を構築し,SIATが検知した事象について類似事象検索にIBM Watson Explorerを用いて,類似うるいは同等な事象を数件から数十件に絞り込む機能。
・異常時に,若い運転員,保修員も熟練技術者同等の適切な対処が可能になり,さらに設備管理および運転管理の品質を向上させ,異常を発生させない適切な保全の実現が最終目標。
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分類 (1件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
原子炉の運転・制御・計測・保守一般 

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