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J-GLOBAL ID：201902285076928593   整理番号：19A0221882

設備の耐震とリスク予測・機能継続対策 最近の貯水槽地震被害の特徴とスロッシング・バルジングの影響-巨大自然災害に備えた貯水槽の耐震設計のあり方-

Recent characteristics of earthquake damage of water reservoir and influence of sloshing and bulging

著者 (2件)： 平野廣和 (中央大) ,  水谷国男 (東京工芸大)
資料名： 空気調和・衛生工学
巻： 93  号： 1  ページ： 3-12  発行年： 2019年01月05日 
JST資料番号： F0331A  ISSN： 0386-4081  CODEN： KCEKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 給水タンクに代表される貯水槽の耐震設計に関しては,東日本大震災や熊本地震の被害調査で最新の基準で設計・製作されていた貯水槽が,スロッシングやバルジングなどが原因となって損傷していることが判明している。そこで本稿では,まず東日本大震災と熊本地震での貯水槽の被害の一部を紹介する。次に,3種類の貯水槽の振動実験から現状の耐震設計基準の問題点を指摘し,これをもとに貯水槽の耐震性向上を目的としての耐震設計の見直しを示唆するものである。(著者抄録)

シソーラス用語： *貯水槽 ,  *耐震設計 ,  スロッシング ,  バルジ成形 ,  *震災 ,  予測 ,  振動試験 ,  *維持管理 ,  自然災害 ,  災害調査 ,  東日本大震災
準シソーラス用語： バルジング ,  *地震被害 ,  リスク予測 ,  振動実験 ,  *機能維持 ,  被害調査

分類 (3件)： 自然災害  (RA02030M) ,  建築設備一般  (RB06010V) ,  その他の特殊構造物  (RA05020W)

引用文献 (17件)：

• 厚生労働省健康局水道課: ′′東日本大震災水道施設被害状況調査報告書(平成23年度災害査定資料整理版)′′, 3.1 拠点施設の被害状況とその要因・課題, 2012.12
• 井上涼介,坂井藤一,大峯秀一: 2011年東北地方太平洋沖地震における水槽の広域被害および地震動特性との関連の分析, 土木学会論文集A1(構造・地震工学), 4-71 (2015), pp.764~773
• 国立研究開発法人建築研究所: 平成28年(2016年)熊本地震による建築物等被害第五次調査報告(速報), pp.9, 16, 2016.5
• 井上涼介,坂井藤一,大峯秀一: 2016年熊本地震における水槽被害および地震動特性との関連について, 土木学会論文集A1(構造・地震工学), 4-73 (2017), pp.711~720
• 平野廣和: 巨大地震に備えての貯水槽の耐震性向上の必要性, 給排水設備研究, 31-3 (2014), pp.4~9

タイトルに関連する用語 (11件)： 設備 ,  耐震 ,  リスク予測 ,  継続 ,  対策 ,  貯水槽 ,  地震被害 ,  スロッシング ,  バルジング ,  自然災害 ,  耐震設計