抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・雌阿寒岳の北東山麓においては2016~2017年にかけて顕著な地盤膨張がGNSS観測やInSAR解析により検出。
・その膨張源モデルとして深さ約6kmにおけるシル状クラックの開口が想定。
・本研究では,比抵抗観測を通して地盤膨張が発生している地域の地下構造を知るため,膨張源に直交する方向に側線を設定し2018年に広帯域MT探査を実施。
・得られたデータを用い予察的な構造解析として一元インバージョンを行った結果,異なる深度にC1及びC2の2つの低比抵抗層を確認。
・C1は展開した測点全ての深さ(0.5~1km)に見られる1~10Ωmの低比抵抗層であり,C2は側線の南東側のみの深さ(2~4km)に認められる約10Ωmの低比抵抗層(C2は報告されているシル状膨張源に近いが深さが異なる)。
・今後MTデータを追加し三次元解析によりより確からしい比抵抗構造を推定することが必要。