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J-GLOBAL ID：201902285727277054   整理番号：19A0486764

極端質量比インスパイラルに対する「フラックスバランス公式」

“Flux-balance formulae” for extreme mass-ratio inspirals

著者 (6件)： ISOYAMA Soichiro (Univ. Guelph, Ontario, CAN) ,  ISOYAMA Soichiro (Universidade Federal do Rio Grande do Norte, Natal-RN, BRA) ,  FUJITA Ryuichi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  NAKANO Hiroyuki (Ryukoku Univ., Kyoto, JPN) ,  SAGO Norichika (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  TANAKA Takahiro (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web)  (Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web))
巻： 2019  号： 1  ページ： WEB ONLY  発行年： 2019年01月 
JST資料番号： U0548A  ISSN： 2050-3911  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最初に,Kerrブラックホールへの小天体のインスパイラルに対する平均化された漸近重力波フラックスによってエネルギー,方位角運動量,およびCarter定数の平均発展を決定する「フラックスバランス式」を約15年前に導出した。しかし,この導出は背景Kerr測地線が非共鳴(すなわち,半径方向と角運動が常に不整合)である場合に限定され,極端質量比インスパイラルの放射動力学に重要な共鳴事例を排除する。ここでは,Kerr時空における一般的(偏心,傾斜)束縛軌道に対する自己力効果を解析するための価値あるツールである自己強制粒子運動のハミルトニアン動力学に基づくフラックス公式の新しい導出を与えた。作用角度変数を用いたこのハミルトニアン導出は,以前のものよりはるかに簡単で,いかなる複雑さもなく共鳴スパイラルに適用され,解析的/数値的Teukolsksベースのフラックスコードを用いることにより,簡単に実行できる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ブラックホール ,  *重力波【相対論】 ,  運動量 ,  *測地線 ,  質量 ,  動力学 ,  フラックス【流束】 ,  螺旋 ,  Kerrブラックホール ,  ハミルトニアン動力学 ,  質量比
準シソーラス用語： スパイラル

分類 (1件)： 一般相対論及び重力理論  (BA07030F)

タイトルに関連する用語 (4件)： 質量比 ,  スパイラル ,  フラックス ,  バランス