抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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情報処理学会では2012年度から毎年国際的な人工知能プログラミングコンテストを開催している.筆者は2015年度から2年連続でコンテストに参加し,2015年度は準優勝,2016年度は優勝の成績を収めることができた.2015年度と2016年のコンテストの題材は基本的なルールは共通するが,ゲーム性が大きく異なる不完全情報ゲームであった.本論文では2015年度のコンテストや関連研究と比較しながら,2016年度で作成したソフトウェアに関する4つの手法について紹介し,その評価を行う.紹介する4つの手法は,不完全情報ゲームにおけるメタ節点,メタ行動を用いたゲーム木の構築手法,SIMD (Single Instruction Multiple Data)とBMI (Bit Manipulation Instruction sets)命令を用いたビットマップ演算の高速化手法,公開されていない情報の正確な推測の手法,メタ評価値などを用いた評価値の計算手法の4つである.また,2度のコンテストにおいて得られた知見について紹介する.(著者抄録)