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J-GLOBAL ID：201902287061891354   整理番号：19A2840428

港口部に着目した抜海漁港周辺の流動・漂砂特性

CHARACTERISTICS OF CURRENT AND SEDIMENT TRANSPORT AT ENTRANCE OF BAKKAI FISHING PORT

著者 (5件)： 吉田徹 ((一社)寒地港湾技術研究センター) ,  伊藤雅和 ((現)北海道開発局港湾空港部港湾計画課 (前)北海道開発局稚内開発建設部稚内港湾事務所) ,  田畑真一 (日本データーサービス(株)水工第II部) ,  川口勉 (日本データーサービス(株)水工第II部) ,  山下俊彦 (北海道大学大学院工学研究院)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 75  号： 2  ページ： I_713-I_718(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 利尻水道に面して建設された抜海漁港は,強風地域でかつ岬地形先端に位置することから海浜流の他に吹送流の影響も強く受ける特徴があり,港内埋没が長年問題であった.このため,本研究では,抜海漁港港口周辺の詳細な現地調査と数値解析に基づき,流動・漂砂特性について検討した.その結果,波向・風向別の港口部の循環流を含む流動特性を明らかにした.また,浮遊砂濃度と併せて,高波浪時における港内への漂砂の流入特性を明らかにした.さらに高波浪時の波・風の時系列変化を考慮し,吹送流を付加した計算で,実測の3カ月程度の短期の深浅変化を精度よく再現することが可能となった.(著者抄録)

シソーラス用語： 出入口 ,  *港湾 ,  海域 ,  北海道 ,  漁港 ,  風 ,  吹送流 ,  水没 ,  堆積 ,  現地調査 ,  数値解析 ,  *循環流 ,  *漂砂 ,  濃度 ,  波浪
準シソーラス用語： 海浜流 ,  強風 ,  *港口 ,  高波 ,  抜海漁港 ,  浮遊砂濃度 ,  利尻水道

著者キーワード (4件)： wind-driven current ,  nearshore current ,  shoaling of navigation pass ,  topography change in Harbor

分類 (1件)： 海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (5件)：

• 1) 田畑真一,川口勉,山上佳範,櫻井博,山下俊彦:抜海漁港周辺の漂砂特性への吹送流の影響,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 69,No. 2,I_606-I_610,2013.
• 2) 石井敏稚・磯部雅彦・渡辺晃:有理式近似に基づく緩勾配不規則波動方程式を用いた平面2次元波浪場計算,第41回海講論文集,pp. 6-10, 1994
• 3) 黒木幹男・史亜傑・岸力:非平衡浮遊砂理論とその応用,第32回水理講演会論文集,pp. 407-412, 1988.
• 4) 椹木亨:波と漂砂と構造物,技報堂出版,pp. 176-179,1991.
• 5) 橋本茂樹,川口勉,大西文雄,山下俊彦:吹送流を考慮した大水深航路の地形変化予測手法の開発,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 73,No. 2,I_637-I_642,2013.

タイトルに関連する用語 (6件)： 港口 ,  着目 ,  漁港 ,  周辺 ,  流動 ,  漂砂