抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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NACA0015水中翼に形成される部分キャビテーションの放出動力学は,キャビテーション数が減少する(部分キャビテーションの不安定性におけるArndtら,数値的/実験的アプローチ),Minnesota Digital Conservancy大学から得られた数値的/実験的アプローチ,により知られている。本研究は,動力学におけるこの急激な変化の原因となる根底にある放出機構を理解することを目的とした。Ganeshら(J Fluid Mech 802:37~78,2016)で観測されたように,放出過程はリエントラント液体流と空洞内の伝搬する気泡衝撃波の形成の両方から生じることができる。時間分解X線デンシトメトリーと高速ビデオ画像を,NACA0015水中翼上の部分キャビテーションの形成と放出を調べるために,空洞により生成された音響雑音の時間同期測定と組み合わせた。水中翼の実験から,平均空洞長さはキャビテーション数の減少と共に増加することが分かった。より高い圧力では,安定な部分空洞が形成され,空洞閉鎖におけるリエントラント液体流により,より小さい蒸気雲が主に形成された。キャビテーション数の減少により,部分空洞は長さ方向に成長し,空洞がその前縁からピン止めされたときに,しばしば発生した。一度,蒸気の大きな領域が放出されると,その後の崩壊によって引き起こされる圧力パルスは,新たに形成する部分空洞の成長を抑制することができた。このフィードバックは複雑な多段階空洞放出動力学をもたらした。さらに低いキャビテーション数では,気泡衝撃が蒸気雲の最強の周期的放出の原因であることが分かった。音響信号のスペクトル解析は,より低いキャビテーション数でより顕著な多モード性を明らかにし,類似の動的挙動が空洞閉鎖の近傍での局所ボイド率測定の時間変化に対しても見出された。最も強い多モード挙動の発生は,放出の支配的な機構として気泡衝撃波の存在によっても特徴付けられた。測定と解析から,少なくとも四つの異なるタイプの放出モードが一定の迎え角(10°)でキャビテーション数の範囲で発生すると結論した。Copyright 2019 Springer-Verlag GmbH Germany, part of Springer Nature Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】