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J-GLOBAL ID:201902287177145503   整理番号:19A1128989

酸化ストレスの抑制を通してマウスにおける放射線誘発肺損傷を減少させるスプラタストトシル酸【JST・京大機械翻訳】

Suplatast tosilate reduces radiation-induced lung injury in mice through suppression of oxidative stress
著者 (13件):
資料名:
巻: 136  ページ: 52-59  発行年: 2019年 
JST資料番号: D0414C  ISSN: 0891-5849  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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放射線療法は悪性胸部腫瘍の治療において重要であるが,それは健康な組織に有害な影響を及ぼす。著者らは以前に,抗アレルギー剤であるトシル酸スプラタストがヒドロキシルラジカルを含む活性酸素種(ROS)を捕捉することを示した。ROS仲介酸化ストレスは放射線誘発性肺損傷に関与するので,トシル酸スプラタストは酸化ストレスの抑制を介して放射線誘発肺損傷を低減できると仮定した。マウス肺胞上皮細胞を,in vitroでトシル酸スプラタストを含む培地の有無で照射し,薬剤が放射線誘発傷害に対して細胞保護効果を有するかどうかを測定した。一方,C57BL/6マウスの胸部領域を15Gyの単回照射線量に曝露し,そして,組織学的評価および気管支肺胞洗浄液における細胞数および炎症性サイトカイン濃度,および肺組織における酸化ストレスマーカーおよびヒドロキシプロリン含有量の評価により,トシル酸スプラタストの効果を測定した。トシル酸スプラタストは,照射により誘導された細胞内ROSおよびDNA二本鎖切断の抑制を伴う,細胞増殖の照射誘導阻害からin vitroでマウス肺胞上皮細胞を保護した。酸化ストレスマーカーおよび炎症性および線維形成性サイトカインのレベルは,in vivoで照射されたマウス肺において上方制御された。トシル酸スプラタストは,酸化ストレスマーカーとサイトカイン濃度の両方を抑制し,肺線維症を減少させ,照射後の生存率を明らかに改善した。これらの知見は,トシル酸スプラタストが胸部放射線療法に関連する酸化ストレスの抑制を介して作用する有用な肺保護剤であることを示す。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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