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J-GLOBAL ID:201902287246695323   整理番号:19A1480908

パーキンソン病患者における自発的到達運動の制御による振戦干渉の評価【JST・京大機械翻訳】

Evaluation of tremor interference with control of voluntary reaching movements in patients with Parkinson’s disease
著者 (5件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 38  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7328A  ISSN: 1743-0003  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Parkinson病(PD)患者の大集団は安静時振戦の症状を示す。しかしながら,静止振戦が運動制御の性能に影響する程度は,特に評価されていない。本研究は,振戦を有するPD患者における運動能力を定量的に評価し,到達運動の制御に対する振戦の干渉効果を分析する方法を確立することを目的とした。振戦患者10名と健常対照者10名を本研究に参加させた。すべての患者および健常対照被験者は,それらの振戦により腕または腕に影響を与える点から点への到達運動を行った。著者らは,最小ジャーク軌道(MJT)の平滑化モデルを用いて,患者による到達作業における微動崩壊運動軌跡から随意運動軌跡を抽出することができることを検証した。振戦を伴うPD被験者による到達運動の反応時間(RT)と運動時間(MT)の性能指数を,MJT軌跡を用いて評価した。PDと対照被験者における記録された軌跡とMJTの間のRTとMTの差を,振戦がそれらの運動能力に影響を及ぼす程度を調査するために計算した。線形混合効果モデルを用いて,UPDRSスコアに基づくRTとMTの性能指標に対する振戦,徐脈および剛性の寄与を同定した。振戦のパワースペクトル密度(PSD)も,振戦強度を表すために手速度を用いて評価し,RTとMTとの相関を分析した。MJTモデルは,PDと対照被験者の両方に対する運動性能のより一貫した推定により,記録された軌跡に良く適合することを示した。患者のRTとMTは,健常対照被験者のそれらよりそれぞれ43.4と79.5%長かった。線形混合効果モデルの解析は,振戦,徐脈および剛性が,振戦を有するPD患者においてRTまたはMTに有意な寄与を有することを明らかにすることができなかった。しかし,振戦のPSDは,線形回帰と線形混合効果モデルの両方において,RTに有意に相関するが,MTには相関しないことが分かった。最小ジャーク軌道とパワースペクトル密度は,振戦を有するPD患者に対する運動性能を評価するための有効な定量的ツールである。安静時振戦は,これらの患者における自発的到達運動の開始を延長する因子の1つである。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
分類
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神経系の疾患 
引用文献 (50件):
  • The Parkinson Study Group Neurology; Variable expression of Parkinson’s disease: a base-line analysis of the DATATOP cohort; J Jankovic, M McDermott, J Carter, S Gauthier, C Goetz, L Golbe; 40; 1990; 1529-1534; citation_id=CR1
  • Expert Opin Drug Saf; A review of adverse events linked to dopamine agonists in the treatment of Parkinson’s disease; R Ceravolo, C Rossi, E Prete, U Bonuccelli; 15; 2016; 181-198; 10.1517/14740338.2016.1130128; citation_id=CR2
  • Muscle Nerve; The pathophysiology of tremor; G Deuschl, J Raethjen, M Lindemann, P Krack; 24; 2001; 716-735; 10.1002/mus.1063; citation_id=CR3
  • Arch Neurol; Diagnostic criteria for Parkinson disease; DJ Gelb, E Oliver, S Gilman; 56; 1999; 33-39; 10.1001/archneur.56.1.33; citation_id=CR4
  • Clin Neurophysiol Off J Int Fed Clin Neurophysiol; The dynamics of resting and postural tremor in Parkinson’s disease; DE Vaillancourt, KM Newell; 111; 2000; 2046-2056; 10.1016/S1388-2457(00)00467-3; citation_id=CR5
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