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J-GLOBAL ID:201902287538713527   整理番号:19A0161767

福井県の最新恐竜研究

The Latest Dinosaur Research in Fukui Prefecture
著者 (1件):
資料名:
巻: 39  号:ページ: 54-59(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: G0947B  ISSN: 0910-0350  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・四つのテーマ(恐竜とは,福井での恐竜発掘,恐竜から鳥へ,講演者の専門の研究)についての講演内容を紹介。
・恐竜の動物学的な特徴・定義は,まず,陸の爬虫類であること。
・さらに,肢が体の下に真っすぐ伸びているということ。
・恐竜は鳥盤類と竜盤類とに大きく分けることができる。
・恐竜の分類学の分け方としてもう一つ定義があり,トリケラトプスとスズメの最も近い共通祖先から生まれた子孫全てが恐竜。
・40年ほど前に日本で最初に恐竜の化石を発見。
・これまで様々な恐竜化石が見つかっており,その中で,学名が付いている恐竜は7種のみ。
・そのうち5種が福井で発掘され,残りの2種が石川県と兵庫県で発掘された恐竜。
・1985年に福井県在住の女子中学生が,石川県で恐竜の歯の化石を見つけて,当時の福井県の博物館に持ち込んだのをきっかけに,福井県で発掘を開始。
・重機で掘り進めながら,大きく割った岩も最後は人がハンマーで握りこぶしの半分ぐらいの大きさまで割り,中に化石がないかをチェック。
・約30年続けて5種類の恐竜を発見。
・一つ目はフクイラプトル・キタダニエンシスという肉食恐竜。これは日本で初めて学名が付いた恐竜。
・二つ目はフクイサウルス・テトリエンシスという草食恐竜。
・三つ目はフクイサウルスに近い仲間のコシサウルス・カツヤマという恐竜。
・ここでコシという名前が付いているが,越前の越(こし)からきている。コシヒカリは新潟ではなく福井県のお米。
・四つ目はフクイティタン・ニッポネンシスという首の長い恐竜。
・2年前に名前の付いた五つ目の恐竜がフクイベナートル・パラドクサス。これが今のところ日本で一番保存状態の良い恐竜で,全身の約70%の骨。福井のハンターという意味。
・パラドクサスというのはパラドックスのこと。この恐竜は進化的な特徴や原始的な特徴が体のいたるところに見られ,いろいろな矛盾を抱えているということでパラドックスという名前が付いた。
・恐竜から鳥が生まれたので,今の鳥は全て恐竜に含まれる。
・鳥は一部の羽毛恐竜から進化。ジュラ紀から白亜紀にかけての地層から羽毛恐竜化石が見つかっており,鳥類の化石も多く発見。
・羽毛恐竜から鳥が枝分かれしたとよく勘違いされるが,羽毛恐竜と鳥が同じ地層から見つかるということは,既にその時代には恐竜と鳥は別々の進化を歩み始めていたということ。
・後期ジュラ紀の始祖鳥が一番古い鳥類。
・2014年にとても貴重な鳥の化石を福井県勝山市で発見。
・実際に見つかった骨のデジタルデータから3Dプリンタで出力した部品をつなぎ合わせて組み合わせた復元模型を作製。
・3次元でこの時代の鳥を復元したというのは恐らく世界初。
・まだ学名が付いていないので,調査を進めて来年ぐらいには,正式に報告を想定。
・最新の恐竜研究はCTやデジタル技術を使ったような研究分野にまで発展。
・骨格,外観からでは分からないような,恐竜の生態の解明にも進展。
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分類 (1件):
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生態学一般 
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