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J-GLOBAL ID:201902287649040624   整理番号:19A0845276

紅藻トサカノリMeristotheca papulosaは一年生?-千葉県館山市坂田地先における標識藻体のモニタリング-

Is the red alga Meristotheca papulosa annual?-Monitoring of tagged thalli at Banda, Tateyama, Central Pacific coast of Japan-
著者 (5件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 49-56  発行年: 2019年03月20日 
JST資料番号: Y0285A  ISSN: 0371-4217  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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トサカノリMeristotheca papulosaは重要な食用紅藻の一種で,日本では本州中部以南に分布する。本種の寿命は鹿児島県では1年生,高知県では多年生と報告されているが,藻体の継続的な観察例はない。本研究では,千葉県坂田地先で藻体に標識して追跡したほか,カゴによる保護実験とインターバルカメラによる植食動物の確認も行なった。2016年3~4月に標識した9藻体のうち3個体が翌年7月まで生存した。藻体長は5月に最大となった後に減少し11月に最小となったが,その後再び増加した。藻体には食痕がふつうに認められ,植食性魚類の出現をカメラで記録した。カゴ実験(2017年3~10月)ではカゴ内外に6藻体ずつ固定した。藻体は6月に最大となった後,カゴ外では7月,カゴ内では9月まで生存した。カゴへの侵入が認められたクロヘリアメフラシは摂餌実験で最も高い摂食量を示した。以上,本種は多年生海藻であるが,植食動物の摂食や波浪が生残に影響を及ぼすと考えられる。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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海藻類  ,  増養殖の技術  ,  植物生態学 
引用文献 (22件):
  • Bulboa, C., K. Véliz, F. Sáez, C. Sepúlveda, L. Vega and J. Macchiavello (2013) A new method for cultivation of the carrageenophyte and edible red seaweed Chondracanthus chamissoi based on secondary attachment disc: development in outdoor tanks. Aquaculture, 410/411, 86-94.
  • Guiry, M. D. and G. M. Guiry (2017) AlgaeBase. World-wide electronic publication, National University of Ireland, Galway. http://www.algaebase.org, accessed on 25 Jan. 2018.
  • Hamaoka, H., N. Okuda and K. Omori (2007) The productive and environmental effects of mixed cultivation of noble scallop Chlamys nobilis and macroalga Meristotheca papulosa using suspended aquaculture net cages. Aquaculture, 55, 547-555 (with Japanese abstract).
  • Hayakawa, Y., K. Kawada, K. Machida, S. Yamano, S. Akita and D. Fujita (2017) Phenology of Chondracanthus tenellus (Rhodophyta) in central Pacific coast of Honshu, Japan. J. Appl. Phycol., 29, 2547-2556.
  • Hernández-González, M. C., A. H. Buschmann, M. Cifuentes, J. A. Correa and R. Westermeier (2007) Vegetative propagation of the carrageenophytic red alga Gigartina skottsbergii Setchell et Gardner: Indoor and field experiments. Aquaculture, 262, 120-128.
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