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J-GLOBAL ID：201902287858309029   整理番号：19A1924127

東日本大震災津波被災者の発災後3年間の住み替え実態の分析

An Analysis of Tsunami Survivors’ Housing Relocation during the Three-Years Period Following the Great East Japan Earthquake

著者 (3件)： 土屋依子 (明治大学 研究・知財戦略機構) ,  中林一樹 (明治大学 研究・知財戦略機構) ,  小田切利栄 (明治大学 研究・知財戦略機構)
資料名： 地域安全学会論文集(CD-ROM)  (地域安全学会研究発表会論文(CD-ROM))
巻： 33  ページ： 21-31(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： L8359B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,東日本大震災後の住み替え過程を,2014年3月に大船渡市と気仙沼市で行われた調査を通じて明らかにすることを目的とした。主な所見は以下の通りであった。(1)住宅が崩壊した生存者の約75%は,3年間,仮設住宅に居住していた。(2)親戚の家庭への即時避難の割合は,避難所とほとんど同じであった。(3)住宅が破壊された生存者の少数は厳しい条件下で継続して居住していた。そして,(4)彼らの家庭の崩壊を免れた生存者は,3年以内に修復後に戻ることができた。これらは,仮設住宅における居住者のためのサポートの期間延長と被害を受けた住宅の応急修理は,大規模災害に対して重要な方式を作りあげることを示唆した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *住宅建設 ,  災害復旧 ,  仮設住宅 ,  *震災 ,  *住宅再建 ,  *東日本大震災
準シソーラス用語： 応急仮設住宅

著者キーワード (10件)： 住宅再建 ,  指定シェルター ,  緊急仮設住宅 ,  民間賃貸仮設住宅 ,  東日本大震災 ,  住宅再建 ,  指定シェルター ,  緊急仮設住宅 ,  民間賃貸仮設住宅 ,  東日本大震災

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (21件)：

• 1) 立木茂雄,林春男,矢守克也,野田隆,田村圭子,木村玲欧:阪神・淡路大震災被災者の長期的な生活再建過程モデル化とその検証:2003年兵庫県復興調査データへの構造方 程式モデリング(SEM)の適用,地域安全学会論文集,No6,pp.251-260,2004.
• 2) 黒宮亜希子,立木茂雄,林春男,野田隆,田村圭子,木村玲欧:阪神淡路大震災被災者の生活復興過程にみる4つのパターン-2001年・2003年・2005年兵庫県生活復興パネル調査結果報告-,地域安全学会論文集,No.8,pp.405-414,2004
• 3) 土屋依子,中林一樹,小田切利栄:被災者の復興感からみた東日本大震災の生活復興過程-大船渡・気仙沼・新地の三ヵ年の被災者調査から-,地域安全学会論文集,No.24,pp.253-261,2014.
• 4) 室﨑益輝:阪神・淡路大震災後の住宅再建と居住問題,関西学院大学災害復興制度研究所,災害復興研究NO.5,pp.107-113,2013.
• 5) 平山洋介,木山幸介:被災市街地における住宅再建の実態分析:灘区南東地区のケーススタディを通じて,日本建築学会計画系論文集,Vol.80,No.512,pp.205-211, 1998.

タイトルに関連する用語 (4件)： 東日本大震災 ,  津波被災 ,  住み替え ,  分析