抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,共振周波数を変化させることができるチューナブルアンテナが注目されている。しかし,従来のチューナブルアンテナは周波数の変化に伴い,リターンロスの劣化や帯域幅の変動といった問題点があった。その一方で,チューナブルバンドパスフィルタとアンテナを組み合わせて,絶対帯域幅一定の実現を目的としたチューナブルフィルタリングアンテナが提案されているが,周波数特性は帯域幅一定を実現できていない。これは,絶対帯域幅一定を実現するために必要な結合係数や外部Q値・放射Q値の周波数依存性の理想特性を満たすことができていないためである。そこで本稿では,バラクタダイオードを用いて電気的に制御可能な絶対帯域幅一定のマィクロストリップチューナブルフィルタリングアンテナを提案し,その設計法を明らかにする。設計例として,絶対帯域幅60MHz,中心周波数可変範囲1.94~2.16GHzの設計仕様の絶対帯域幅一定の3段チューナブルフイルタリングアンテナの設計及び測定を行い,提案フィルタの有効性を実証する。(著者抄録)