空間的に不均一な熱伝導系に対する大域的温度の概念を提案した。この新しい量により,熱伝導システムに対する「大域的熱力学」と呼ぶ熱力学の基本的関係が成立するような全体システムに対する熱力学の拡張フレームワークを提示した。このグローバル熱力学に関連して,平衡系に対するMaxwell構築の自然拡張に対応する熱伝導における液体-気相共存の熱力学的性質を決定するための変分原理を定式化した。液体-気体界面の温度が平衡転移温度から逸脱することを定量的に予測した。この結果は,超冷却ガスが界面近傍に安定に現れることを示している。Copyright 2019 The Author(s) Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】