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J-GLOBAL ID:201902289139906340   整理番号:19A1834824

転移抑制因子CD82/KAI1は前立腺癌細胞の浸潤性に関連する上皮-間葉転換を誘導するTGF-β1とWntシグナル伝達を抑制する【JST・京大機械翻訳】

The metastasis suppressor CD82/KAI1 represses the TGF-β1 and Wnt signalings inducing epithelial-to-mesenchymal transition linked to invasiveness of prostate cancer cells
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資料名:
巻: 79  号: 12  ページ: 1400-1411  発行年: 2019年 
JST資料番号: T0088A  ISSN: 0270-4137  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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背景:上皮間葉移行(EMT)は,癌の浸潤および転移と密接に関連している。形質転換成長因子β(TGF-β)およびWntシグナルは種々の上皮細胞型でEMTを誘導するので,CD82/KAI1転移抑制因子がヒト前立腺癌細胞におけるTGF-βおよびWntシグナル依存EMTにどのように影響するかを検討した。方法:癌細胞の侵襲性を,基底膜マトリゲルを通過する能力を調べることにより評価した。Smad4およびβ-カテニン蛋白質の細胞内局在化を,免疫蛍光抗体染色および細胞内分画後の免疫ブロッティング分析に続く共焦点顕微鏡によりそれぞれ調べた。TGF-β1応答性TREおよびWnt応答性Tcf/Lefプロモーターの転写活性を,組換えレポーターベクターの細胞へのトランスフェクション後のルシフェラーゼレポーターアッセイにより測定した。【結果】CD82発現のないヒト前立腺癌細胞のTGF-β1およびWnt3a処理は,侵襲性を増加させるだけでなく,運動性構造の発達,E-カドヘリンのダウンレギュレーションおよび間充織蛋白質のアップレギュレーションを含むEMTももたらした。しかしながら,高レベルのCD82を有する細胞において,TGF-β1およびWnt3a刺激は,侵襲性の上昇もEMTも誘導しなかった。さらに,CD82欠損細胞で生じるTGF-β1シグナル伝達イベントは,Smad2のリン酸化,Smad4の核転移,およびTREプロモーターのトランス活性化のような,高CD82発現細胞では起こらなかった。さらに,高CD82発現は,前立腺癌細胞におけるグリコーゲンシンターゼキナーゼ3β(GSK-3β)のリン酸化パターンにおけるWntシグナル依存性変化を妨害し,β-カテニンの核移行に対するWntシグナル伝達効果とTcf/Lefプロモーターのその後のトランス活性化を減弱させた。結論:本研究の結果は,CD82/KAI1がTGF-β1/SmadおよびWnt/β-カテニン経路を阻害することにより,前立腺癌細胞におけるTGF-β1およびWnt誘導EMTの抑制に機能することを示唆する。したがって,CD82発現の損失または減少は,EMTによりTGF-β1およびWntシグナルに反応する傾向がある前立腺癌細胞を与える可能性があり,転移カスケードの開始に関連する運動性および侵襲性間充織表現型の発生をもたらす。Copyright 2019 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
泌尿生殖器の腫よう  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 

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