抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:急性呼吸窮迫症候群(ARDS)患者の呼吸機能と血液動態に対する異なる呼気終末陽圧(PEEP)治療プランの影響を分析し、ARDS患者の総合治療プラン選択に参考を提供する。方法:ARDS患者86例を選択し、無作為デジタル表法を用いて、高PEEP群(PEEP>12cmH2O)と低PEEP群(PEEP810cmH2O)に分け、各群43例とした。2群はいずれも小潮気量(≦6mL/kg)で通気し、すべて対症で原発性疾患を治療し、液体量などの治療措置をコントロールし、いずれもガイドラインに従って呼吸頻度、プラトー圧、動脈血酸素分圧(PaO2)及び脈拍酸素飽和度(SpO2)をコントロールした。【方法】2つの群(群前,機械的換気パラメータ)の12,24時間後の血液動態指標[心拍数(HR),肺動脈平均圧(MPAP),肺動脈楔圧(PAWP)]および呼吸機能指標(pH値,PaCO2,P)を比較した。酸素指数(Pa02/FiO2)。2群の28日死亡率を比較した。【結果】2群間の性別,年齢,ボディマスインデックス(BMI),ARDS発症時間,およびARDSの原発疾患に有意差はみられなかった(P>0.05)。2群患者の換気パラメーターが安定してから12、24hのHR、MPAP、PAWPは入群前より明らかに高く(P<0.05)、高PEEP群の上昇幅は低PEEP群より明らかに高かった(P<0.05)。pH値、PaO2/FiO2は入群前より明らかに高く、PaCO2は入群前より明らかに低下し(P<0.05)、高PEEP群のPaO2/FiO2上昇幅は低PEEP群より明らかに高かった(P<0.05)。高PEEP群の28日死亡率は低PEEP群(11.63%vs18.60%,P>0.05)より低かった。結論:高PEEPと小潮気量の併用による人工呼吸の策略はARDS患者の血液動力学指標に対してもっと大きな影響があり、患者の呼吸機能を有効に改善でき、この通気策略は心機能のよいARDS患者に対してより高い臨床価値を持つ。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】