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J-GLOBAL ID：201902289701667436   整理番号：19A2187424

プレストレストコンクリート橋における鋼材腐食劣化と信頼性向上策

著者 (1件)： 森川英典 (神戸大 大学院工学研究科)
資料名： 高速道路と自動車  (Expressways and Automobiles)
巻： 62  号： 9  ページ： 3-6  発行年： 2019年09月01日 
JST資料番号： F0048A  ISSN： 0287-2587  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・点検による予防保全は重要だが,PC橋の場合,外部観察で変状を検出しにくい上,鋼材の腐食・破断による橋梁の安全性低下が大。
・筆者らのPC鋼線の活性溶解型応力腐食割れ試験でも,局部腐食の深さが約1mmを超過すると破断までの時間が非常に短くなることが判明。
・PC橋では,シース内へのグラウト材充填不足と凍結防止剤由来の塩水の浸入による腐食例が多いが,シース内空洞部に亜硝酸リチウム水溶液を注入して鋼材表面に酸化皮膜を再生させた後,水溶液を排出しグラウト材を再注入するリパッシブ工法を提案。
・PC鋼材の腐食・破断の検出には,光ファイバーにスリットを設け,スリット幅の変化を反射光の波長で捉えるFiber Bragg Gratings光ファイバー・センサーによるモニタリング法も紹介。

シソーラス用語： *PC橋 ,  金属腐食 ,  破断 ,  充填 ,  凍結防止剤 ,  リチウム化合物 ,  亜硝酸塩 ,  *予防保全 ,  点検 ,  *亜硝酸リチウム ,  鋼材腐食 ,  グラウト充填 ,  *保全
準シソーラス用語： グラウト材注入 ,  プレストレストコンクリート橋

分類 (2件)： コンクリート橋,その他の材料を用いた橋  (RC06030U) ,  橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X)

引用文献 (17件)：

• 土木学会,『PC構造物の現状の問題点とその対策』,pp.92-115,2003。
• 玉越隆史,平賀和文,木村嘉富,「PC鋼材の腐食損傷への対応事例-妙高大橋のグラウト未充填と鋼材腐食の調査-」,『土木技術資料』,No.54-5,pp.50-51,2012.5。
• 『日経コンストラクション』,2011.12.12号。
• 白川裕太,森川英典,福田圭祐,河村睦,「局部腐食を考慮したPC鋼線における応力腐食割れによる破断性状に関する実験的検討」,『コンクリート工学年次論文集』,Vol.34,No.1,pp.1054-1059,2012.7。
• 福田圭祐,戸田想介,森川英典,河村睦,「グラウト充填不良部の局部腐食を考慮したPC鋼線における応力腐食割れ破断性状に関する実験的検討」,『コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集』,第13巻,pp.501-508,2013.11。

タイトルに関連する用語 (3件)： プレストレストコンクリート橋 ,  鋼材腐食 ,  信頼性向上