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J-GLOBAL ID:201902290530926996   整理番号:19A2660898

北海道の蛇紋岩地帯における河川水質と土壌特性の関係

Relationship between river water quality and soil characteristics in serpentinite area of Hokkaido
著者 (8件):
資料名:
巻: 44  号:ページ: 19-27 (WEB ONLY)  発行年: 2019年10月 
JST資料番号: U0233A  ISSN: 2187-0500  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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北海道の脊稜部を南北に走る広域変成帯である神居古潭帯には,蛇紋岩が広範囲に分布している。蛇紋岩は超塩基性岩の1つであり,SiO2含有量が低く,Mg及び重金属(Cr,Co,Ni等)の含有率が高い特徴を有する。本研究では,蛇紋岩地帯を水源とする河川とその周辺の土壌との関係を明らかにすることを目的とした。北海道の蛇紋岩地帯を流れる天塩川水系,石狩川水系,鵡川水系の3つの異なる水系,6河川において調査地点を設定し,河川および周辺の蛇紋岩地土壌の調査および分析を行った。その結果,河川水については,pHは中性から弱アルカリ性を示し,SiO2濃度は北海道の多くの河川と比して極端に低く,Mg2+濃度はCa2+濃度と比して高い傾向にあった。これらの河川水の特徴は,水源となる周辺の蛇紋岩土壌の化学的特徴を反映していた。また,河川水中では陽イオンはMg2+,陰イオンはHCO3-が主要なイオンであり,ともに北海道の多くの河川より高かった。さらに,Mg2+濃度とHCO3-濃度との間にはモル比およそ1:2の正の相関関係が認められ,蛇紋岩中に含まれるブルーサイトの風化が河川水中のMg2+濃度及びHCO3-濃度に影響を与えたものと考えられた。(著者抄録)
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分類 (3件):
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地域地質  ,  湖沼学,河川学  ,  水質調査測定一般 
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