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J-GLOBAL ID：201902290571147555   整理番号：19A1176210

普通ポルトランドセメント中の間隙相の初期水和に及ぼす亜硝酸カルシウムの影響

INFLUENCE OF CALCIUM NITRITE ON THE EARLY-HYDRATION OF ALUMINATE AND FERRITE PHASE IN ORDINARY PORTLAND CEMENT

著者 (4件)： 大宅淳一 (日本大学 理工学部(〒274-8501千葉県船橋市習志野台7-24-1)) ,  新大軌 (島根大学 大学院総合理工学研究科(〒690-8504島根県松江市西川津町1060)) ,  原弘峻 (九州大学 大学院総合理工学府(〒816-8580福岡県春日市春日公園6-1)) ,  須藤裕司 (日産化学株式会社 化学品事業部(〒101-0054東京都千代田区神田錦町3-7-1))
資料名： セメント・コンクリート論文集(Web)  (Cement Science and Concrete Technology (Web))
巻： 72  号： 1  ページ： 56-62(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U1105A  ISSN： 2187-3313  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 普通ポルトランドセメントの初期における水和反応におよぼす亜硝酸カルシウムの影響について検討した。亜硝酸を添加した普通ポルトランドセメント試料では,水和30分,1日,14日において,エトリンガイトおよび亜硝酸イオンを取り込んだAFm相の生成が確認された。また,水和48時間までの普通ポルトランドセメントの積算発熱量は,亜硝酸カルシウムの添加により増加しており,アルミネート相およびフェライト相の反応率は,亜硝酸カルシウムを添加しなかった試料と比較して1.5倍以上であった。アルミネート相およびフェライト相の水和は,亜硝酸イオンを取り込んだAFm相およびエトリンガイトの生成により初期に促進されたと考えた。(著者抄録)

シソーラス用語： *ポルトランドセメント ,  *亜硝酸塩 ,  *水和反応 ,  化学組成 ,  硫酸塩 ,  エトリンジャイト ,  陰イオン交換 ,  相組成 ,  フェライト組織 ,  アルミン酸塩 ,  X線回折 ,  熱量 ,  転化率
準シソーラス用語： XRD分析 ,  サルファート ,  *亜硝酸カルシウム ,  発熱量 ,  普通ポルトランドセメント

著者キーワード (12件)： 亜硝酸カルシウム ,  アルミネート相 ,  フェライト相 ,  初期水和 ,  AFm相 ,  水和促進 ,  Calcium nitrite ,  Aluminate ,  Ferrite ,  Early hydration ,  AFm phases ,  Hydration accelerator

分類 (1件)： セメントの性質・分析  (YC05040F)

タイトルに関連する用語 (5件)： 普通ポルトランドセメント ,  間隙 ,  初期 ,  水和 ,  亜硝酸カルシウム