抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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群馬県内を貫流する利根川は,かつてアユPlecoglossus altivelis altivelisの好漁場であった。しかし,原因は未だに不明であるが,20年程前から放流されたアユが釣獲されない,つまり放流効果が期待できないとして漁業協同組合(以下「漁協」という。)による放流量は大きく減少している。そのため現在では,一部の遊漁者のみが天然遡上アユを狙って出漁する程度となっている。このような状況下の2018年,前橋市内の利根川におけるアユ漁況が久々に好転し,漁期後半には県内はもちろん県外からも多くの遊漁者が訪れた。そこで,今後の資源管理に役立たせるため,釣獲アユの計数形質を測定して由来判別(天然あるいは人工)を試みるとともに,天然アユの遡上尾数を調べた公表値や漁協への聞き取り等の限られた情報から今回の豊漁を検証した。(著者抄録)