抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・高温ガス炉の熱利用技術として期待されるのは,ヘリウム冷却材を用いたガスタービン発電,熱化学水分解法やメタン水蒸気改質法による水素製造,石油精製プラントの熱源に用いる高温蒸気製造,排熱を利用した海水淡水化や地域暖房等。
・水素・電力供給プラントでは,高温熱をガスタービン上流に設置した中間熱交換器を介して2次系に設置した水素製造施設に供給し,高温蒸気・電力供給プラントでは,蒸気発生器をタービン下流に設置して600°C程度のタービンの高温排熱を利用することで500°C程度の高温蒸気の製造が可能であり,電力・淡水供給プラントでは,排熱をブラインヒータを介して淡水化装置に供給して海水淡水化。
・高温ガス炉は,原子炉固有の特性を利用することで,原子炉稼働率や発電効率を維持したまま負荷追従運転が可能であり,再生可能エネルギー発電プラントに由来する出力変動を補完し,電力系統へ一定電気出力を供給するのが,高温ガス炉ー再生可能エネルギーハイブリッドシステム。
・熱化学ISプロセスは,ヨウ素と硫黄を用いた3つの化学反応(硫酸分解工程・ブンゼン反応工程,ヨウ化水素分解工程)を組み合わせて水を分解して水素製造する化学プロセス。