抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】糖尿病ラットの網膜症におけるインターロイキン-1β(IL-1β)と細胞間接着分子1(ICAM-1)発現に及ぼすβ-エレメンの影響を研究し,β-エレメンが糖尿病網膜症の臨床的防除のための理論的基礎を提供することを期待する。【方法】40匹の成体SD系ラットを,無作為に対照群,糖尿病群,β-エレメン治療群(40mg/kg)およびβ-エレメン治療群(80mg/kg)に分割した。ストレプトゾトシン(STZ)の腹腔内注射により糖尿病モデルを作製し、β-エレメン治療グループのラットに対してβ-エレメン溶液による胃内投与を行い、12週間持続治療を行った。ラットの網膜組織を12週末に屠殺し,ラットの網膜組織を分離し,ラットの網膜組織,房水および血清におけるIL-1βおよびICAM-1蛋白質の発現をELISAにより測定した。ラット網膜におけるIL-1βとICAM-1蛋白質の発現を,免疫組織化学によって検出した。IL-1βとICAM-1蛋白質の発現は,ウエスタンブロット法によって検出した。【結果】ELISAは,正常対照群と比較して,糖尿病群の血清と網膜におけるIL-1βとICAM-1蛋白質含有量の増加を示した。しかし,β-エレメン治療群(40mg/kg)とβ-エレメン治療群(80mg/kg)の血清と網膜におけるIL-1βとICAM-1の濃度は,糖尿病群より低かった。β-エレメン治療群(80mg/kg)の血清と網膜IL-1β、ICAM-1蛋白に対する低下作用はβ-エレメン治療群(40mg/kg)より強かった。IL-1βとICAM-1蛋白質の発現は,各群で有意差を示さなかった。対照群におけるIL-1β蛋白質の微量発現,β-エレメン治療群(40mg/kg)およびβ-エレメン治療群(80mg/kg)におけるIL-1βの発現は,糖尿病群より低かった。正常対照群と比較して,糖尿病群の網膜におけるIL-1βとICAM-1の蛋白質発現は増加した。β-エレメン治療群(40mg/kg)およびβ-エレメン治療群(80mg/kg)の網膜におけるIL-1βおよびICAM-1蛋白質発現は,糖尿病群よりも低く,β-エレメン治療群(80mg/kg)の網膜IL-1βおよびβ-エレメン治療群(80mg/kg)は,IL-1βおよびβ-エレメン治療群(80mg/kg)の網膜におけるIL-1βおよびIL-1βのmRNA発現に,有意な効果があった(P>0.05)。ICAM-1蛋白質発現はβ-エレメン治療群(40mg/kg)より低かった。結論:β-エレメンは糖尿病ラットの血清及び網膜組織中のIL-1β、ICAM-1の炎症性因子の産生を抑制し、β-エレメンの投与量が大きいほど、抑制効果が明らかとなり、β-エレメンが糖尿病網膜症の予防治療に使える可能性が示唆された。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】