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J-GLOBAL ID:201902291840599075   整理番号:19A2689642

傾斜微粒子ピーニングを用いた濡れ性改質のための稜線テキスチャード加工

Ridge-Texturing for Wettability Modification by Using Angled Fine Particle Peening
著者 (3件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 765-773  発行年: 2019年11月05日 
JST資料番号: L0997B  ISSN: 1881-7629  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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濡れ性が新しい抗不純物表面および関連製品を実現するための重要な要因であることから,濡れ性制御のための工業的要求が増加している。本論文では,濡れ性を制御するための表面改質の方法として,傾斜微粒子ピーニング(傾斜FPP)の可能性を調べた。材料表面に傾斜した角度でセットしたピーニングノズルを用いて行うアブレイシブジェット加工プロセスである傾斜FPPは,潜在的なテクスチャリング技術である。これを使えば,ピーニングされた表面上に周期的に整列した山と谷(「稜線」)を生成することが可能である。濡れ性の制御はテクスチャの幾何学的特性を変えることにより実現できる可能性があることから,3種類のショット粒子,すなわち鋼,ガラス,およびアルミナグリットを用いて傾斜FPPを行うことにより,稜線テクスチャを変化させる試みを行った。その後,表面上の稜線テクスチャの生成による濡れ性の変化を,稜線テクスチャの幾何学的および形態的特徴に焦点を合わせて評価した。結果は,稜線のサイズがショット粒子のサイズと形状に依存することを示し,より微細な傾斜粒子を用いて行った傾斜FPPでは密に集中した稜線を生成した。稜線テクスチャの表面外観は,傾斜FPPに用いたショット粒子に依存して異なるものであった。鋼粒子とアルミナグリットを用いた傾斜FPPで作られたトポグラフィーは,「階層的」(すなわち,稜線構造が微細スケール粗さによって重なり合う)であった。対照的に,ガラス粒子を用いて行った傾斜FPPでは,ほとんど平面を持つ稜線構造を生成した。水滴接触角の測定により,表面が階層的トポグラフィーの生成後に親水性が少なくなることを明らかにした。傾斜FPP表面の濡れ性に関して支配的な影響は稜線テクスチャの表面形態に由来すると結論した。(翻訳著者抄録)
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引用文献 (28件):
  • [1] Y. Aono, W. Shinohara, and H. Tokura, “Laser Modification of Silicon and Borosilicate Glass Wettability for Micro-Fluidic Systems,” Int. J. Automation Technol., Vol.9, No.6, pp. 668-673, 2015.
  • [2] W. C. Chen, Y. S. Chen, C. L. Ko, Y. Lin, T. H. Kuo, and H. N. Kuo, “Interaction of progenitor bone cells with different surface modifications of titanium implant,” Mater. Sci. Eng. C, Vol.37, pp. 305-313, 2014.
  • [3] M. Kok and T. M. Young, “The evaluation of hierarchical structured superhydrophobic coatings for the alleviation of insect residue to aircraft laminar flow surfaces,” Appl. Surf. Sci., Vol.314, pp. 1053-1062, 2014.
  • [4] K. Tadanaga, N. Katata, and T. Minami, “Formation process of super-water-repellent Al2O3 coating films with high transparency by the sol-gel method,” J. Am. Ceram. Soc., Vol.80, No.12, pp. 3213-3216, 1997.
  • [5] J. Yu, X. Zhao, Q. Zhao, and G. Wang, “Preparation and characterization of super-hydrophilic porous TiO2 coating films,” Mater. Chem. Phys., Vol.68, Nos.1-3, pp. 253-259, 2001.
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