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J-GLOBAL ID:201902298607996946   整理番号:19A1446693

水処理のギモン MBRは進化しているか?進化し続けるMBRと今後の課題

著者 (1件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 37-41  発行年: 2019年06月15日 
JST資料番号: Z0772A  ISSN: 0387-6926  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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・膜分離バイオリアクター(MBR)の基本的な特徴と都市下水処理における動向,膜ファウリング制御技術の開発動向および嫌気MBRによる省エネ・創エネ技術の開発動向について,近年発表された論文と著者の研究結果を中心に紹介。
・MBRは,活性汚泥法の最終沈殿池で担っていた処理水の分離を,0.4μm以下の微小な細孔を持つ多孔質膜によって行う技術。
・性状にかかわらず汚泥を完全に分離できることから,バルキングによる処理性悪化の心配がなくなり,常に極めて清澄な処理水が得られるのが特徴。
・MBRは,従来の高度処理よりも遥かに高い水質の処理水を同程度の建設費用で得られることから,現在では都市部を中心に普及。
・膜ファウリングを緩和・抑制・解消するための手法として次の4つの場面に分類,1)膜ファウリング物質を出さない汚泥にする方法,2)槽内中に存在する膜ファウリング物質を分解・除去・変異させる方法,3)膜表面にファウリング物質を近づけない方法,4)膜面にファウリング物質が残存しないようにする方法。
・近年の開発の動向を示す研究として,1)機械学習を利用した曝気量の最適制御,2)クオラムクエンチング(QQ)によるファウリング物質生産の抑制,3)酵素による膜ファウリング原因物質の分解,について紹介。
・嫌気性膜分離法(AnMBR)は,メタン発酵と膜分離を組み合わせた処理システムであり,膜分離システム特有の省スペースと精密な固液分離によって,嫌気性処理により簡便かつ小型化することが可能。
・高濃度有機排水処理,都市下水処理,下水汚泥処理などへのAnMBR適用が検討されており,膜を嫌気槽内に浸漬した槽内型のほか,嫌気槽外に設置した槽外型など,さまざまなリアクターを提案。
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その他の廃水処理・処分 
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