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J-GLOBAL ID：201902298858772187   整理番号：19A1691805

命山基部に使用したPCマクラギの耐津波安定性に関する研究

STUDY ON THE STABILITY OF PC SLEEPER APPLIED TO THE BASE OF INOCHI-YAMA AGAINST TSUNAMI

著者 (4件)： CHO Yonghwan (名古屋大学 大学院工学研究科土木工学専攻) ,  山田悠貴 (株式会社横河ブリッジ総務第一部) ,  中村友昭 (名古屋大学 大学院工学研究科土木工学専攻) ,  水谷法美 (名古屋大学 大学院工学研究科土木工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 74  号： 2  ページ： I_301-I_306(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究ではPCマクラギの再利用に向けてPCマクラギを命山の基部に再利用することを想定し,水理模型実験よりPCマクラギの耐津波安定性を考究した.その結果,PCマクラギの被災形態は3種類(下層付近,上層付近,全体)に分類され,PCマクラギの設置段数が低いほど上層付近が,設置段数が高いほど下層付近の被災が生じやすいことが判明した.PCマクラギに作用する波圧は,遡上津波到達時に発生する衝撃波圧成分が水位上昇によって発生する重複波圧成分より支配的であり,下層付近で被災する場合は下層部の広い範囲で大きな波圧が生じる傾向があった.また,PCマクラギの設置段数を多くすると,津波に対して安定性は向上する結果より,PCマクラギの耐津波対策としての命山基部への再利用が期待される.(著者抄録)

シソーラス用語： *枕木 ,  *津波 ,  安定性 ,  波圧 ,  水位 ,  衝撃荷重 ,  模型試験 ,  津波シミュレーション ,  入射波 ,  等級づけ ,  空間分布 ,  圧力分布 ,  再利用 ,  *防護施設 ,  洗掘 ,  PC枕木 ,  避難所

著者キーワード (5件)： PC sleeper ,  stability ,  tsunami ,  pressure distribution ,  impulsive wave pressure

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (5件)：

• 1) 中央防災会議東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会 : 東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会報告,2011.
• 2) パンフレット「袋井の命山」,http://www.city.fukuroi.shizuoka.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/55/inochiyamaH29.pdf,参照2018-01-05.
• 3) JR東海 安全報告書 2017,http://company.jr-central.co.jp/company/achievement/report/_pdf/report2017.pdf,参照2018-01-05.
• 4) 納見昭広,白井博己,柴田鋼三 : PCマクラギの港湾構造物への再利用について,沿岸技術研究センター論文集,No. 9, pp. 65-68, 2009.
• 5) 朝倉良介,岩瀬浩二,池谷毅,高尾誠,金戸俊道,藤井直樹,大森政則 : 護岸を越流した津波による波力に関する実験的研究,海岸工学論文集,第47巻,pp. 911-915, 2000.

タイトルに関連する用語 (6件)： 命 ,  山 ,  PC ,  マクラギ ,  安定性 ,  研究