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J-GLOBAL ID：201902299257732759   整理番号：19A1617150

『石川県災異誌』を用いた近世期における災害に関する研究

著者 (2件)： 吉川真裕 (金沢学院大 大学院) ,  馬場先恵子 (金沢学院大)
資料名： 土木史研究講演集  (Proceedings of the Annual Conference of Historical Studies in Civil Engineering)
巻： 39  ページ： 223-227  発行年： 2019年05月31日 
JST資料番号： L0320B  ISSN： 1348-4346  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現代社会において洪水は発生頻度が最も高い災害である.本研究の対象地域である金沢は,近世期からの街路・水路網が現在まで継承されている地域が多いため,災害リスクも多く残されている.本研究では,『石川県災異誌』を用いて近世期に発生した災害の分析を行い,特に金沢で発生した洪水について考察し,その災害特性を明らかにすることを目的とする.その結果,石川県の近世の災害では洪水が大火の次に多く発生しており,人々の生活を左右する災害であった.金沢の洪水は犀川と浅野川で発生し,被害が生じた回数に両川で差はなかったが,被害の種類別件数では犀川の方が多い.また,洪水被害が発生した地域は,沿川の標高が低い町人地に多かった.(著者抄録)

シソーラス用語： *石川県 ,  *災害調査 ,  *古文書 ,  時期 ,  台風 ,  豪雨 ,  地震 ,  *洪水 ,  年変化 ,  降水量 ,  *地理的分布 ,  火災 ,  文献調査 ,  河川
準シソーラス用語： 石川県災異誌 ,  近世期 ,  金沢市 ,  犀川 ,  浅野川

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

タイトルに関連する用語 (4件)： 石川 ,  近世 ,  災害 ,  研究