特許
J-GLOBAL ID:201903002332181039

プラスチック容器入り乳化食品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 永井 浩之 ,  中村 行孝 ,  朝倉 悟 ,  小島 一真
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-206948
特許番号:特許第6571259号
出願日: 2018年11月01日
要約:
【課題】長期間の保存中に容器内で油分離を起こさずに、使用時に容器からの乳化食品の滑り出し性が維持されたプラスチック容器入り乳化食品の提供。 【解決手段】プラスチック容器に含有された、油脂、水、及び増粘剤を含む乳化食品であって、乳化食品は、25°Cの粘度が50Pa・s以上500Pa・s以下であり、連続相として水相を含み、乳化食品中の油脂の含有量が3質量%以上60質量%以下、容器の内壁と乳化食品の間に液相が存在し、液相が25°Cで液状の油脂からなり、乳化食品が動的粘弾性の測定試験1によって測定した見かけ上の複素弾性率G*について、条件A:0Pa<G0*-G1*<200Pa、かつ0.6≦G1*/G3*≦4.0を満たす、プラスチック容器入り乳化食品。 【選択図】図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 プラスチック容器に含有された、油脂、水、及び増粘剤を含む乳化食品であって、 前記乳化食品は、BH型粘度計(回転数:2rpm、ローター:No.6またはNo.5)を用いて、25°Cで測定した粘度が、70Pa・s以上150Pa・s以下であり、 前記乳化食品が、連続相として水相を含み、 前記乳化食品中の油脂の含有量が、3質量%以上60質量%以下であり、 前記乳化食品中の水分含量が、30質量%以上80質量%以下であり、 前記容器の内壁と前記乳化食品の間に液相が存在し、 前記液相が、25°Cで液状の油脂からなり、 前記乳化食品が、下記の動的粘弾性の測定試験1によって測定した見かけ上の複素弾性率G*について、 条件A: 0Pa<G0*-G1*≦80Pa、かつ 0.8≦G1*/G3*≦3.3 を満たす、プラスチック容器入り乳化食品。 <測定試験1> 粘弾性測定装置の円形ステージに、熱可塑性樹脂フィルム(直径4cm)を固定し、滑り止めの紙やすり(#240)を感知センサー側に貼り付ける。該フィルム上に、液相として10μlの菜種油を静置し、その上から乳化食品をクリアランスが下記の条件となるように載せる。続いて、下記ステップ1〜3を連続して実施し、ステップ1とステップ3における見かけ上の複素剛性率G1*およびG3*を測定する。なお、熱可塑性樹脂フィルム上に菜種油を載せない状態で測定したステップ1の値をG0*とする。 ・装置:粘弾性測定装置 ・温度:25°C(±2°C) ・クリアランス(紙やすりとフィルムの距離):1mm ・測定前の保持時間:120秒 ステップ1(G1*測定条件) 歪み%:10% 角周波数:0.314rad/s 測定タイミング:120秒後 持続時間:120秒 ステップ2(G2*測定条件) 歪み%:200% 角周波数:6.283rad/s 持続時間:120秒 ステップ3(G3*測定条件) 歪み%:10% 角周波数:0.314rad/s 測定タイミング:40秒後 持続時間:120秒
IPC (3件):
A23L 27/60 ( 201 6.01) ,  A23L 3/00 ( 200 6.01) ,  A23D 7/06 ( 200 6.01)
FI (3件):
A23L 27/60 A ,  A23L 3/00 101 Z ,  A23D 7/06
引用特許:
審査官引用 (4件)
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