特許
J-GLOBAL ID:201903002727531292

硬質被覆層が優れた耐酸化性・耐溶着性を発揮する表面被覆切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 影山 秀一 ,  倉地 保幸 ,  山田 靖 ,  木村 孔一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-048434
公開番号(公開出願番号):特開2019-155570
出願日: 2018年03月15日
公開日(公表日): 2019年09月19日
要約:
【課題】耐熱合金のような刃先が高温になる切削に用いても寿命の長い工具を提供する。【解決手段】WC基超硬合金、TiCN基サーメット、CBN基超高圧焼結体のいずれかの工具基体に、上部層、下部層が形成され、上部層はα型の結晶構造を有するAl2O3層からなり、下部層はNaCl型の面心立方構造の結晶層を少なくとも含むTiとAlの複合窒化物または複合炭窒化物層からなり、前記上部層の刃先稜線における厚みをTα1、刃先稜線からすくい面方向に500μm離れた地点における厚みをTα2とするとき、Tα1は0.0〜5.0μm、Tα2は1.0〜20.0μm、Tα1<Tα2を満たし、下部層の刃先稜線における厚みをTβ1、刃先稜線からすくい面方向に500μm離れた地点における厚みをTβ2とするとき、Tβ1、Tβ2は1.0〜20.0μmで、Tβ2<Tβ1を満たす表面被覆切削工具。【選択図】図1
請求項(抜粋):
WC基超硬合金、TiCN基サーメットまたはcBN基超高圧焼結体のいずれかで構成された工具基体の表面に、上部層(α)、下部層(β)の少なくとも2層を含む硬質被覆層が形成されている表面被覆切削工具において、 (a)前記上部層(α)はα型の結晶構造を有するAl2O3層からなり、 (b)前記下部層(β)はTiとAlの複合窒化物または複合炭窒化物層からなり、 (c)前記TiとAlの複合窒化物または複合炭窒化物層は、NaCl型の面心立方構造の結晶層を少なくとも含み (d)前記上部層(α)の刃先稜線における厚みをTα1、刃先稜線からすくい面方向に500μm離れた地点における厚みをTα2とするとき、Tα1は0.0〜5.0μm、Tα2は1.0〜20.0μmを満足し、かつTα1<Tα2を満たし、 (e)前記下部層(β)の刃先稜線における厚みをTβ1、刃先稜線からすくい面方向に500μm離れた地点における厚みをTβ2とするとき、Tβ1、Tβ2は1.0〜20.0μmを満足し、かつTβ2<Tβ1を満たすことを特徴とする表面被覆切削工具。
IPC (5件):
B23B 27/14 ,  B23C 5/16 ,  C23C 16/40 ,  C23C 16/34 ,  C23C 16/36
FI (5件):
B23B27/14 A ,  B23C5/16 ,  C23C16/40 ,  C23C16/34 ,  C23C16/36
Fターム (31件):
3C046FF02 ,  3C046FF03 ,  3C046FF05 ,  3C046FF10 ,  3C046FF13 ,  3C046FF25 ,  4K030AA03 ,  4K030AA11 ,  4K030AA13 ,  4K030AA14 ,  4K030AA17 ,  4K030AA18 ,  4K030AA24 ,  4K030BA02 ,  4K030BA18 ,  4K030BA36 ,  4K030BA38 ,  4K030BA41 ,  4K030BA43 ,  4K030BB03 ,  4K030BB12 ,  4K030CA03 ,  4K030CA05 ,  4K030CA17 ,  4K030FA10 ,  4K030JA01 ,  4K030JA06 ,  4K030JA09 ,  4K030JA10 ,  4K030JA11 ,  4K030LA22

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