特許
J-GLOBAL ID:201903002876068929

油圧式動力伝達継手

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 竹内 進
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-079893
公開番号(公開出願番号):特開2019-190482
出願日: 2018年04月18日
公開日(公表日): 2019年10月31日
要約:
【課題】油圧式動力伝達継手において、オートロック機構のロック特性を向上させて、ロック時のショックを低減する。【解決手段】出力軸18に連結され、カムリング14と一体で回転するハウジング12と、ハウジング12内に収納されると共に入力軸22に連結され、複数のシリンダ24を有するロータ16と、シリンダ24に収納され、入出力軸の相対回転時にカムリング14によって駆動される複数のピストン26と、ロータ16と一体で回転し、シリンダ24の吐出路に繋がる連通溝44から低圧室36へのオイルの吐出量を規制するロックバルブ42とを備え、ロックバルブ42は、位置に応じてオイルの流出量を変化させるオリフィス60を有し、オイルの流出量を増やす方向に付勢されたスプール50と、ロータ16の回転による遠心力で変位して、スプール50をオイルの流出量を減少させる方向に移動させるスプールレバー66とを備える。【選択図】図5
請求項(抜粋):
相対回転可能な入出力軸間に設けられ、前記一方の軸に連結されると共に、内側面にカム溝を形成したカムリングと一体で回転し、オイルが充填された内部が低圧室となるハウジングと、 前記ハウジング内に回転自在に収納され、前記他方の軸に連結されると共に、複数のシリンダが軸方向に形成されたロータと、 前記複数のシリンダの各々に往復移動自在に収納され、ピストンスプリングにより前記低圧室に繋がる吸入路から前記オイルを吸入する方向に付勢されると共に、前記入出力軸の相対回転時に前記カムリングによって駆動されて、吸入した前記オイルを吐出路へ吐出する複数のピストンと、 前記ロータと一体で回転し、前記複数のシリンダの各吐出路に繋がる連通路が形成され、当該連通路から前記低圧室への前記オイルの吐出量を規制するロックバルブと、 を備え、前記入出力軸の回転速度差に応じたトルクを伝達する油圧式動力伝達継手であって、 前記ハウジングは、前記出力軸に連結され、 前記ロータは、前記入力軸に連結され、 前記ロックバルブは、 一端が開口されて他端が閉鎖され、前記連通路から前記オイルが供給される連通穴を有するスリーブと、 前記スリーブに往復移動自在に収納され、内部に形成された高圧室に前記オイルが流入する流入穴、及び、流入した前記オイルの前記低圧室への流出量を規制すると共に前記スリーブ内の位置に応じて当該流出量を変化させるオリフィスを有し、スプールスプリングにより前記オイルの流出量を増加させる方向に付勢されたスプールと、 前記ロータの回転による遠心力で変位して、前記スプールを前記オイルの流出量を減少させる方向に移動させるスプールレバーと、 を備え、前記スプールレバーに作用する遠心力と前記スプールスプリングの付勢力との釣り合いで前記スプールの位置を制御して、前記入出力軸間に伝達されるトルクを前記ロータの回転速度に応じて変化させることを特徴とする油圧式動力伝達継手。
IPC (1件):
F16D 31/02
FI (1件):
F16D31/02

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