特許
J-GLOBAL ID:201903003352591663

フェーズドアレイアンテナの位相調整制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 村上 加奈子 ,  松井 重明 ,  倉谷 泰孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-191780
公開番号(公開出願番号):特開2019-022229
出願日: 2018年10月10日
公開日(公表日): 2019年02月07日
要約:
【課題】すべての素子アンテナで同時に電波を放射しなくても、各素子アンテナの位相基準を揃えるように較正する。【解決手段】位相調整制御装置は、複数の素子アンテナ1を素子アンテナ群10に分け、測定済みの素子アンテナ群10を含む少なくとも2つの素子アンテナ群10を含む動作素子アンテナ集合20を順に動作状態にする。素子アンテナ1の位相を変化させて、異なる位相で放射される電波の複数の受信電力値を使用して、位相を変化させる素子アンテナ1が生成する素子電界ベクトルの動作素子アンテナ集合20の中での集合内位相差を計算する素子電界演算回路11と、複数の異なる動作素子アンテナ集合20を使用して素子電界ベクトルを計算した素子アンテナ1の素子電界ベクトルを用いて、異なる動作素子アンテナ集合20に属する素子アンテナ1の素子電界ベクトルの位相差を計算する位相差計算部16とを備える。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
送信機からの送信信号を電波として放射する複数の素子アンテナと、1個または複数個の前記素子アンテナごとに設けられた、前記素子アンテナが前記電波を放射する動作状態と前記電波を放射しない非動作状態を切替える複数の動作切替部と、1個または複数個の前記素子アンテナごとに設けられた、前記素子アンテナに入力される前記送信信号の位相を変更する複数の可変移相器とを有するフェーズドアレイアンテナが放射する前記電波を受信できる位置に配置された受信アンテナが受信する前記電波の電力の測定値である受信電力値を取得する受信電力値取得部と、 前記動作切替部で同時に前記動作状態または前記非動作状態を切り替えられる前記素子アンテナを単位に決められた、一部の前記素子アンテナの集合である複数の動作素子アンテナ集合のそれぞれに応じて、前記動作素子アンテナ集合に属する前記素子アンテナを前記動作状態にし、前記動作素子アンテナ集合に属さない前記素子アンテナを前記非動作状態にするように複数の前記動作切替部を制御する放射制御部と、 複数の前記動作素子アンテナ集合のそれぞれに応じて前記放射制御部が複数の前記動作切替部を制御している状態で、前記動作素子アンテナ集合に属する少なくとも一部の前記素子アンテナの集合である位相計測素子アンテナ集合に属する前記素子アンテナに入力される前記送信信号の位相を変更させ、異なる複数の位相変更量での前記受信電力値を使用して、前記位相計測素子アンテナ集合に属するそれぞれの前記素子アンテナが放射し前記受信アンテナで受信される前記電波により生成される素子電界ベクトルの間での位相差である集合内位相差を計算する集合内位相差計算部と、 複数の前記動作素子アンテナ集合のそれぞれが他の前記動作素子アンテナ集合と共通な前記素子アンテナを有するように決められており、かつ、複数の前記動作素子アンテナ集合のそれぞれに対応する複数の前記位相計測素子アンテナ集合のそれぞれが他の前記位相計測素子アンテナ集合と共通な前記素子アンテナを有するように決められており、複数の前記位相計測素子アンテナ集合で計算した複数の前記集合内位相差に基づき、異なる前記位相計測素子アンテナ集合に属する前記素子アンテナが生成する前記素子電界ベクトルの位相差を計算する位相差計算部とを備えたフェーズドアレイアンテナの位相調整制御装置。
IPC (5件):
H01Q 3/26 ,  H01Q 21/06 ,  G01R 29/10 ,  G01R 35/00 ,  H02J 50/23
FI (6件):
H01Q3/26 Z ,  H01Q21/06 ,  G01R29/10 D ,  G01R29/10 C ,  G01R35/00 K ,  H02J50/23
Fターム (4件):
5J021AA05 ,  5J021AA09 ,  5J021DB01 ,  5J021JA10

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