特許
J-GLOBAL ID:201903010861906629
質量分析を用いた認知機能障害疾患バイオマーカーの定量方法及び質量分析装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人京都国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2017-137725
公開番号(公開出願番号):特開2019-020206
出願日: 2017年07月14日
公開日(公表日): 2019年02月07日
要約:
【課題】生体試料中の認知機能障害疾患のバイオマーカーを短時間で、特異的に且つ高感度に検出する技術を提供する。【解決手段】本発明に係る認知機能障害疾患バイオマーカーの検出方法では、生体試料に含まれる認知機能障害疾患バイオマーカーである14種のペプチドから成る群から選択される少なくとの一つのペプチドを、MS/MS測定が可能な質量分析装置を用いてMRM(多重反応モニタリング)測定を行い、その結果に基づき前記ペプチドを定量する。この場合、各ペプチドについて、MRM測定の測定条件としてプリカーサイオンの質量電荷比とプロダクトイオンの質量電荷比の組み合わせであるMRMトランジションを予め記憶させておき、認知機能障害疾患バイオマーカーを検出するときは、そのMRMトランジションを利用する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
MS/MS測定が可能な質量分析装置を用いて、生体試料に含まれる認知機能障害疾患バイオマーカーを対象とするMRM(多重反応モニタリング)測定を行い、その結果に基づき該認知機能障害疾患バイオマーカーを定量する方法であって、
前記認知機能障害疾患バイオマーカーが、
配列番号1で表されるアミノ酸配列からなる補体C4-A由来ペプチドAD1008、
配列番号2で表されるアミノ酸配列からなる転写因子AP-2γ由来ペプチドAD1025、
配列番号3で表されるアミノ酸配列からなるオキシトシン受容体由来ペプチドAD1042、
配列番号4で表されるアミノ酸配列からなるE3ユビキチンリガーゼHERC由来ペプチドAD1046、
配列番号5で表されるアミノ酸配列からなるプロトロンビン由来ペプチドAD1048、
配列番号6で表されるアミノ酸配列からなる補体C4由来ペプチドAD1049、
配列番号7で表されるアミノ酸配列からなる腫瘍壊死因子受容体スーパーファミリーメンバー16由来ペプチドADPEP109315、
配列番号8で表されるアミノ酸配列からなるゲルソリン由来ペプチドADPEP421488、
配列番号9で表されるアミノ酸配列からなるニューレキシン-2-βプリカーサー由来ペプチドADPEP1315、
配列番号10で表されるアミノ酸配列からなるニューレキシン-1-β由来ペプチドADPEP12neu、
配列番号11で表されるアミノ酸配列からなるプロトロンビンプリカーサー由来ペプチドADPEP1396、
配列番号12で表されるアミノ酸配列からなるプロトロンビンプリカーサー由来ペプチドADPEP1039、
配列番号13で表されるアミノ酸配列からなるプロトロンビンプリカーサー由来ペプチドADPEP1250、
配列番号14で表されるアミノ酸配列からなるプロトカドヘリンγ由来ペプチドAD1389
からなる群から選択される少なくとも1つのペプチドを含み、
前記MRM測定の測定条件の一つであるプリカーサイオンの質量電荷比とプロダクトイオンの質量電荷比の組み合わせであるMRMトランジションが、
前記ペプチドAD1008について、646.05/763.95、646.05/410.25、もしくは646.05/615.35、
前記ペプチドAD1025について、538.95/534.25、538.95/484.75、もしくは538.95/541.25、
前記ペプチドAD1042について、520.75/449.70、520.75/401.20、もしくは520.75/801.40、
前記ペプチドAD1046について、856.90/720.25、856.90/993.55、もしくは856.90/555.35、
前記ペプチドAD1048について、776.00/1061.50、776.00/1036.45、もしくは776.00/1150.50、
前記ペプチドAD1049について、512.30/516.30、512.30/629.35、もしくは512.30/453.75、
前記ペプチドADPEP109315について、518.25/642.85、518.25/586.30、もしくは776.90/796.40、
前記ペプチドADPEP421488について、725.40/378.15、725.40/917.45、もしくは725.40/873.95、
前記ペプチドADPEP1315について、744.35/885.45、744.35/757.40、もしくは496.60/472.25、
前記ペプチドADPEP12neuについて、942.00/448.20、628.35/448.20、もしくは942.00/547.25、
前記ペプチドADPEP1396について、781.35/781.40、521.25/533.30、もしくは781.35/1072.50、
前記ペプチドADPEP1039について、638.80/1072.50、638.80/862.40、もしくは638.80/747.35、
前記ペプチドADPEP1250について、478.25/452.25、478.25/509.75、もしくは478.25/351.20、
前記ペプチドAD1089について、458.25/331.20、458.25/602.35、もしくは458.25/701.40
である、質量分析を用いた認知機能障害疾患バイオマーカーの定量方法。
IPC (2件):
FI (3件):
G01N27/62 V
, G01N33/68
, G01N27/62 X
Fターム (20件):
2G041CA01
, 2G041DA05
, 2G041EA04
, 2G041FA12
, 2G041GA09
, 2G041GA10
, 2G041HA01
, 2G041KA01
, 2G041LA07
, 2G041LA08
, 2G045AA25
, 2G045CA26
, 2G045DA36
, 4H045AA10
, 4H045AA30
, 4H045BA10
, 4H045BA16
, 4H045BA17
, 4H045CA40
, 4H045EA50
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