癌患者の生存可能性を決定するためおよび癌患者における転移可能性を予測するための方法

発明者： , , , ,
出願人/特許権者：
代理人 (5件)：山本秀策 , 森下夏樹 , 飯田貴敏 , 石川大輔 , 山本健策
公報種別：特許公報
出願番号（国際出願番号）：特願2014-511615
特許番号：特許第6468838号
出願日： 2012年05月21日
請求項（抜粋）：

【請求項1】 HER2陽性癌を有する被験体からの生物学的試料中のHER2タンパク質量を、被験体を脳への転移についてスクリーニングすべきであるか否かの指標とする方法であって、 (a)該被験体の癌から得た腫瘍の該生物学的試料中のHER2タンパク質量を測定するステップと、 (b)該生物学的試料中のHER2タンパク質量が、HER2タンパク質カットオフを上回るかどうかを決定するステップであって、該HER2タンパク質カットオフが、HER2陽性癌を有する被験体の参照集団において決定されるHER2の量の中央値である、ステップと、を含み、ここで、該HER2タンパク質量が該HER2タンパク質カットオフを上回ることは、該被験体を、脳への転移についてスクリーニングすべきであることを示し、該被験体が脳への転移を逃れる見込みが、 (i)該生物学的試料中の該HER2タンパク質量が、該HER2タンパク質カットオフを上回る場合、約1年で約73%、約2年で約61%、約3年で約37%である、または (ii)該生物学的試料中の該HER2タンパク質量が、該HER2タンパク質カットオフを下回る場合、約1年で約89%、約2年で約78%、約3年で約69%である、のうち少なくとも1つであり、あるいは、該被験体が、 (i)該生物学的試料中の該HER2タンパク質量が、該HER2タンパク質カットオフを上回る場合、該量が該HER2タンパク質カットオフを下回るときと比較して、脳への転移の約2.6倍増加したリスク、または (ii)該被験体の癌のグレードが1または2でありかつ該生物学的試料中の該HER2タンパク質量が該HER2タンパク質カットオフを下回る場合、該被験体の癌がグレード3であったとき、または該被験体の癌がグレード1もしくは2でありかつ該生物学的試料中の該HER2タンパク質量が該HER2タンパク質カットオフを上回ったときと比較して、脳への転移の約5.7分の1に減少したリスク、のうち少なくとも1つを有する、方法。

IPC (2件)：

G01N 33/68 ( 200 6.01) , C12Q 1/68 ( 201 8.01)

FI (2件)：

G01N 33/68 , C12Q 1/68

引用文献：

審査官引用 (6件)

Prognostic value of HER2 expression in meningiomas: an immunohistochemical and fluorescence in situ
Prognostic Significance of Human Epidermal Growth Factor Receptor positivity for the Development of
Prognostic Significance of Human Epidermal Growth Factor Receptor positivity for the Development of

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