特許
J-GLOBAL ID:201903019611592944

ひげぜんまい、調速機、時計用ムーブメント及び時計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 内野 則彰 ,  谷川 徹 ,  篠田 拓也 ,  田▲崎▼ 聡 ,  鈴木 慎吾 ,  西澤 和純
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-125348
特許番号:特許第6548240号
出願日: 2018年06月29日
要約:
【課題】緩急針を利用しなくても、等時性調整を容易且つ精度良く行うことができるひげぜんまいを提供する。 【解決手段】ひげぜんまい30は、内端部31a側が第1部材20に固定され、且つ外端部31b側が第2部材40に保持されたひげぜんまい本体31を備え、ひげぜんまい本体31は、巻込角θが第1角度範囲内に収まっている状態で外端部側が面内で回転するように第2部材40によって保持される、又は第2角度範囲内に収まっている状態で外端部側が径方向に移動するように第2部材40によって保持され、ひげぜんまい本体31は、巻込角が第1角度範囲内に収まっているときに、面内での回転により変化する等時性変化量の方が、径方向への移動により変化する等時性変化量よりも大きく、且つ巻込角が第2角度範囲内に収まっているときに、径方向への移動により変化する等時性変化量の方が面内での回転により変化する等時性変化量よりも大きい。 【選択図】図5
請求項(抜粋):
【請求項1】 内端部側が軸線回りに回転する第1部材に固定され、且つ外端部側が第2部材に保持されると共に、前記内端部から前記外端部に至るまでの間に、前記軸線と交差する面内で所定の巻き数で渦巻き状に形成されたひげぜんまい本体を備え、 前記軸線方向から見て、前記ひげぜんまい本体の巻出し位置と前記軸線とを結ぶ第1仮想線と、前記第2部材に保持される前記ひげぜんまい本体の保持位置と前記軸線とを結ぶ第2仮想線と、の間に形成される前記軸線回りの角度を巻込角としたときに、 前記ひげぜんまい本体は、 前記巻込角が予め決められた第1角度範囲内に収まっている状態で前記外端部側が前記面内で回転するように前記第2部材によって保持される、又は予め決められた第2角度範囲内に収まっている状態で前記外端部側が前記ひげぜんまい本体の径方向に移動するように前記第2部材によって保持され、 前記ひげぜんまい本体は、 さらに、前記巻込角が前記第1角度範囲内に収まっているときに、前記面内での回転により変化する等時性変化量の方が、前記径方向への移動により変化する等時性変化量よりも大きく、且つ前記巻込角が前記第2角度範囲内に収まっているときに、前記径方向への移動により変化する等時性変化量の方が前記面内での回転により変化する等時性変化量よりも大きい、ひげぜんまい。
IPC (1件):
G04B 17/06 ( 200 6.01)
FI (1件):
G04B 17/06 Z

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