特許
J-GLOBAL ID:201903021474388948

改善された血清アルブミン結合性免疫グロブリン可変ドメイン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人 津国
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-524454
公開番号(公開出願番号):特表2019-502656
出願日: 2016年10月28日
公開日(公表日): 2019年01月31日
要約:
本発明は、血清アルブミンに結合するアミノ酸配列に関する。特に、本発明は、血清アルブミンに結合する、改善された免疫グロブリンシングル可変ドメイン(本明細書において、「ISV」又は「ISVD」とも呼ばれる)及びとりわけ、改善された重鎖免疫グロブリンシングル可変ドメイン並びにこのような改善された血清アルブミンバインダーを含むタンパク質、ポリペプチド及び他の構築物、化合物、分子又は化学成分に関する。
請求項(抜粋):
下記配列:GFTFSTGEMA(配列番号:8)及びGFTFDTSSML(配列番号:13)から選択され、好ましくは、GFTFDTSSML(配列番号:13)であるCDR1(Abmによる)並びに 下記配列:SISSSGATTY(配列番号:9)及びVIHQSGTPTY(配列番号:14)から選択され、好ましくは、VIHQSGTPTY(配列番号:14)であるCDR2(Abmによる)並びに 下記配列:PRHPQGGVTFDY(配列番号:7)、FPSTHGKFDY(配列番号:12)及びFPSSRMKFDY(配列番号:15)から選択され、好ましくは、FPSTHGKFDY(配列番号:12)又はFPSSRMKFDY(配列番号:15)、最も好ましくは、FPSSRMKFDY(配列番号:15)であるCDR3(Abmによる)を有し、 かつ、 -少なくとも85%、好ましくは少なくとも90%、より好ましくは少なくとも95%程度の、配列番号:1のアミノ酸配列に対する配列同一性(ここで、存在する場合がある任意のC末端伸長及びCDRは、配列同一性の程度を決定するのに考慮されない) 並びに/又は 配列番号:1のアミノ酸配列に対して7つ以下、例えば、5つ以下、好ましくは3つ以下、例えば、3、2又は1つのみの「アミノ酸差」(ここで定義されたとおり、存在する場合がある11、89、110又は112位における上記列記された任意の変異を考慮せず、存在する場合がある任意のC末端伸長を考慮しない)(ここで、前記アミノ酸差が存在する場合、フレームワーク及び/又はCDRに存在する場合があり、ただし好ましくは、フレームワークにのみ存在し、CDRには存在しない)を有し、 かつ場合により、 (特に、ISVDが本発明の化合物又はポリペプチドのC末端に存在し及び/又は同C末端を形成している場合): -C末端伸長(X)n、ここで、nは、1〜10、好ましくは、1〜5、例えば、1、2、3、4又は5(及び好ましくは、1又は2、例えば、1)であり、各Xは、独立して選択される(好ましくは、天然の)アミノ酸残基であり、好ましくは、アラニン(A)、グリシン(G)、バリン(V)、ロイシン(L)又はイソロイシン(I)からなる群より独立して選択される を有し、 かつ場合により、(特に、ISVDが、本発明の化合物又はポリペプチドのN末端に存在し及び/又は同N末端を形成している場合)1位にD及び/又はE1D変異を有し、 ここで、 11位におけるアミノ酸残基は、好ましくは、L又はVから選択され、かつ 89位におけるアミノ酸残基は、好ましくは、T、V又はLから適切に選択され、かつ 110位におけるアミノ酸残基は、好ましくは、T、K又はQから適切に選択され、かつ 112位におけるアミノ酸残基は、好ましくは、S、K又はQから適切に選択され、 これにより、 (i)89位はTであり;又は(ii)89位はLでありかつ11位はVであり;又は(iii)89位はLでありかつ110位はKもしくはQであり;又は(iv)89位はLでありかつ112位はKもしくはQであり;又は(v)89位はLでありかつ11位はVでありかつ110位はKもしくはQであり;又は(vi)89位はLでありかつ11位はVでありかつ112位はKもしくはQであり;又は(vii)11位はVでありかつ110位はKもしくはQであり;又は(vii)11位はVでありかつ112位はKもしくはQである、 免疫グロブリンシングル可変ドメイン。
IPC (1件):
C07K 16/00
FI (1件):
C07K16/00
Fターム (7件):
4H045AA10 ,  4H045AA11 ,  4H045AA30 ,  4H045BA10 ,  4H045BA41 ,  4H045DA76 ,  4H045EA20
引用特許:
審査官引用 (2件)

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