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J-GLOBAL ID:202002210213946871   整理番号:20A0073421

西原村における被災と対応の個別性 -地域社会レベルと時間の経過を軸に-

Individuality of Suffering and Correspondence in Nishihara Village: Based on the Local Community Level and Progress of Time
著者 (1件):
資料名:
巻: 16  ページ: 23-33(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: U1775A  ISSN: 2434-4400  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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熊本県阿蘇郡西原村は,2016年の熊本地震において甚大な被害を受けた。本稿は,被災者における被災と対応について,西原村の地域社会空間が持つ特性,および災害発生からの時間の経過に着目しながら,西原村における複数の事例を分析していく。 まずは,災害の初動・応急期対応において,相対的にミクロな地域社会空間では構造的な「強み」が,マクロレベルでは構造的な「弱み」が存在すること,また,時間が経過していくほどに被災と対応の「個別性」が深化・拡大していくことが確認できる。 さらに,この個別性の深化・拡大は,時間が経つほどにミクロレベルにも「弱み」の構造があらわれていくことや,被災者の抱える課題が「みえない」状態に落とし込まれていくことへつながっていることが明らかになる。 これらをふまえ,災害対応・支援への社会学(者)によるアプローチの可能性を考えるならば,被災者の個別性を,対応・支援の枠組みとなる相対的にマクロなレベルにリンクさせること,そのために「みえない諸課題」を「みえる」ようにするための丁寧な調査と分析が,その一端となるであろうことを指摘できる。(著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (1件):
分類
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都市問題,都市防災 
引用文献 (7件):
  • 秋田県社会福祉協議会,2012,「市町村災害ボランティアセンター設置運営マニュアル作成ガイドライン」秋田県社会福祉協議会ホームページ(2017年9月30日取得,http://www.akitakenshakyo.or.jp/pcms/uploads_dir/editor/doc/volunteer/gaidorain(akita).pdf).
  • 中央防災会議 地方都市等における地震防災のあり方に関する専門調査会,2012,「地方都市等における地震防災の あり方に関する専門調査会報告-地方都市等における地震対応のチェックリスト(例)」,内閣府ホームページ(2017年9月30日取得,http://www.bousai.go.jp/jishin/chihou/bousai/pdf/checklist.pdf).
  • 藤本延啓,2017,「熊本地震1年・西原村復興大座談会-村民による,これまでとこれから-企画書」(西原村復興大座談会実行委員会 会議資料).
  • 西原村reborn ネットワーク,2017,「西原村復興大座談会の記録」(未公開資料).
  • 西原村役場,2017,「熊本地震『震度7』備え~想定外を想定する~」(2017年5月20日「西原村復興大座談会」における報告資料).
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タイトルに関連する用語 (3件):
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