抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・東南アジアに生息するシロアゴガエルは特定外来生物に指定され,国内での定着北限は鹿児島県与論島であるが,九州島の港湾で本種を確認。
・2019年3月25日,北九州市門司区の北九州港に陸揚げされたコンテナよりカエル3個体を発見し,生存していた1個体を北九州市立自然史・歴史博物館に搬入して液浸標本として保管。
・形態的特徴からシロアゴガエルのオス成体と判断され,侵入した3個体のうち種同定を行ったのは1個体のみであり,発見者により土葬され遺失した2個体がシロアゴガエルであったかどうかは不明。
・本個体はマレーシア発のコンテナに混入したと推定され,頭胴長はフィリピン産個体群よりマレーシア産個体群に近く,3月の北九州の気候でも一部の個体は生存できる可能性があり,本種侵入について警戒が必要。