抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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建築用材として利用適齢期である林齢50年以上のスギの面積は,スギ人工林の71%に達している(平成29年3月31日時点,演者ら計算)。しかし,国産集成材,製材,合板が,一軒の木造軸組工法住宅で使用される割合は36.8%(体積比,平成25年時点,演者ら計算)に過ぎず,スギのさらなる利活用が必要である。木造軸組工法で,92%を占めるプレカット材(平成28年時点,一般社団法人全国木造住宅機械プレカット協会調べ)を調製するためには,寸法安定性に優れ,迅速なスギの人工乾燥スケジュールの開発が重要である。特に,大径化が進んでいるスギの利用では,耐久性の高い心材の特長を活かした乾燥法の開発が求められる。演者らはスギ心材板材の耐腐朽性能および耐蟻性能保持を評価し,乾球温度90°C,乾湿球温度差20°Cの乾燥条件(特願2018-037680,第68回木材学会大会N14-07,E15-P-05)を見出した。今回は,その結果を踏まえ人工乾燥したスギ正角材の耐腐朽性試験結果を報告する。(著者抄録)