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J-GLOBAL ID：202002210575317812   整理番号：20A1425022

高炉スラグのメソ多孔性シリカ-酸化カルシウム複合材料への直接変換とCO_2捕捉への応用【JST・京大機械翻訳】

A direct conversion of blast furnace slag to a mesoporous silica-calcium oxide composite and its application in CO₂ captures

著者 (3件)： Kuwahara Yasutaka (Division of Materials and Manufacturing Science, Graduate School of Engineering, Osaka University, 2-1 Yamada-oka, Suita, Osaka 565-0871, Japan. [e-mail] [e-mail]) ,  Hanaki Aiko ,  Yamashita Hiromi
資料名： Green Chemistry  (Green Chemistry)
巻： 22  号： 12  ページ： 3759-3768  発行年： 2020年 
JST資料番号： W2066A  ISSN： 1463-9262  CODEN： GRCHFJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 鉄製造産業では,高炉における豚鉄の調製から,またコークスの消費の結果として大量の二酸化炭素(CO_2)ガスを放出するために,鉱物残渣として大量の高炉スラグ(BFS)を製造することは避けられない。これらの副産物は,それらが処理されなければ,地上汚染や地球温暖化などの環境問題につながる可能性がある。BFSは主にCaO,MgO,SiO_2およびAl_2O_3から成る複合酸化物である。前者はCO_2と反応する能力を有し,SiO_2はメソポーラスシリカ(MS)の主成分である。ここでは,高いCO_2吸着性能を有するメソポーラスシリカ-酸化カルシウム複合材料(スラグCaO-MS)にBFSを変換する直接経路を報告する。12.3nmの細孔径と結晶性CaO粒子(平均表面積=128m2g-1)を有するSBA-15様メソ多孔性シリカから成る複合材料を,溶解剤としてギ酸を用いる容易な溶解-水熱プロセスを介してBFSから合成し,一方,無機酸(HNO_3とHCl)の使用は,より少ないCO_2吸着容量を有する不明確な低表面積材料の形成をもたらした。最適条件下で合成した複合材料は吸着剤質量当たり18.8wt%のCO_2取込値を持ち,少なくとも10サイクル再生できた。高いCO_2吸着能力と再利用性を有するBFSに由来するグリーンで低コストの吸着剤は,鉄製造産業から排出されるCO_2放出を緩和するのに有利であり,鉄製造産業の持続可能な開発に確実に寄与するであろう。Copyright 2020 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 溶解 ,  *スラグ ,  鉄 ,  コークス ,  *酸化カルシウム ,  *二酸化ケイ素 ,  二酸化炭素 ,  吸着剤 ,  *捕獲 ,  地球温暖化 ,  持続可能な開発 ,  脂肪族カルボン酸
準シソーラス用語： メソポーラスシリカ ,  吸着容量 ,  複合酸化物 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (5件)： 吸着剤  (YB03000W) ,  その他の触媒  (CB06123Z) ,  物理的手法を用いた吸着の研究  (CB12043P) ,  炭素とその化合物  (YB02060D) ,  反応速度論・触媒一般  (CB06010G)

物質索引 (1件)： ギ酸

タイトルに関連する用語 (8件)： 高炉スラグ ,  メソ多孔性 ,  シリカ ,  酸化カルシウム ,  複合材料 ,  直接変換 ,  捕捉 ,  応用