文献

J-GLOBAL ID：202002210716012454   整理番号：20A1268424

薬物輸送体有機アニオン輸送ポリペプチド2B1(OATP2B1)の蛍光基質と基質依存性相互作用の研究【JST・京大機械翻訳】

Investigation of Fluorescent Substrates and Substrate-Dependent Interactions of a Drug Transporter Organic Anion Transporting Polypeptide 2B1 (OATP2B1)

著者 (6件)： Kawasaki Tatsuya (Department of Pharmaceutics, School of Pharmacy, Aichi Gakuin University, Nagoya, Japan) ,  Shiozaki Yuichi (Department of Pharmaceutics, School of Pharmacy, Aichi Gakuin University, Nagoya, Japan) ,  Nomura Naoki (Department of Pharmaceutics, School of Pharmacy, Aichi Gakuin University, Nagoya, Japan) ,  Kawai Kumi (Department of Pharmaceutics, School of Pharmacy, Aichi Gakuin University, Nagoya, Japan) ,  Uwai Yuichi (Department of Pharmaceutics, School of Pharmacy, Aichi Gakuin University, Nagoya, Japan) ,  Nabekura Tomohiro (Department of Pharmaceutics, School of Pharmacy, Aichi Gakuin University, Nagoya, Japan)
資料名： Pharmaceutical Research  (Pharmaceutical Research)
巻： 37  号： 6  ページ： 115  発行年： 2020年 
JST資料番号： A0842B  ISSN： 0724-8741  CODEN： PHREEB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 目的:本研究では,in vitro OATP2B1アッセイのための蛍光基質をより良く同定するため,蛍光アニオンの有機アニオン輸送ポリペプチド2B1(OATP2B1)仲介取り込みを検討した。OATP2B1は経口投与薬物の腸吸収と薬物動態決定因子の1つに関与する。【方法】マイクロプレートリーダーを用いて,OATP2B1または空のベクターをトランスフェクションしたHEK293細胞への蛍光化合物の細胞蓄積を測定した。結果:2種類の誘導体がOATP2B1基質であることが分かった:4′,5′-ジブロモフルオレセイン(DBF)および5-カルボキシフルオレセイン(5-CF)のようなカルボキシル化誘導体のような重ハロゲン化誘導体。DBFと5-CFは時間と濃度依存的に輸送された。DBFは広いpH(pH6.5~8.0)で輸送されたが,5-CFは酸性pH(pH5.5~6.5)で輸送された。K_m値は,DBFではpH7.4で0.818±0.067μM,5-CFではpH5.5で8.56±0.41μMであった。アトルバスタチン,ブロモスルホフタレイン,グリベンクラミド,スルファサラジン,タリノロールおよびエストロン3-硫酸塩を含むOATP2B1阻害剤は,DBFおよび5-CF輸送を阻害した。対照的に,テストステロン,デヒドロエピアンドロステロン硫酸及びプロゲステロンはDBF輸送を阻害したが,5-CF輸送を刺激した。ナリンゲニン及びバイカレインのような天然フラボノイドアグリコンもこの様式で基質依存性効果を示した。結論:基質依存性相互作用を示すOATP2B1基質として,2つのフルオレセイン類似体,DBFおよび5-CFを見出した。Copyright Springer Science+Business Media, LLC, part of Springer Nature 2020 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *蛍光 ,  硫酸塩 ,  ハロゲン化 ,  *基質 ,  カルボキシ化 ,  *アニオン ,  トランスフェクション ,  ベクター ,  in vitro実験 ,  HEK293細胞 ,  スルホン酸 ,  ラクトン ,  フェノール類 ,  芳香族臭素化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  ステロイド ,  黄体ホルモン ,  ステロイドホルモン ,  エノン ,  脂環式ケトン ,  ジケトン ,  芳香族ケトン ,  酸素複素環化合物 ,  多価フェノール ,  脂環式アルコール ,  スピロ化合物

著者キーワード (5件)： 薬物相互作用(DDI) ,  蛍光基質 ,  食品-薬物相互作用(FDI) ,  阻害アッセイ ,  有機アニオン輸送ポリペプチド2B1(OATP2B1)

分類 (3件)： 細胞膜の輸送  (EF04020R) ,  生物学的機能  (EB03040U) ,  薬物の相互作用  (GV01070X)

物質索引 (5件)： スルホブロモフタレイン ,  プロゲステロン ,  ナリンゲニン ,  テストステロン ,  フルオレセイン

タイトルに関連する用語 (8件)： 薬物輸送体 ,  有機アニオン輸送ポリペプチド ,  OATP2B1 ,  蛍光 ,  基質 ,  基質依存性 ,  相互作用 ,  研究